古市憲寿、岸田首相長男の不適切行動に私見 「正直僕も公邸の階段で…」
古市憲寿さんは、公邸に招かれた多くの人々が階段で写真を撮っていることにも触れ、私見を述べました。
29日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、岸田文雄首相の長男・岸田翔太郎秘書官がによる「不適切な行動」について報道。
翔太郎秘書官が首相公邸内で親族と忘年会をした際に、公邸内の赤じゅうたんが敷かれた階段で寝そべるなどをしたことに対し、賛否両論様々な意見が飛び交っています。
■首相公邸内の階段で寝そべる
岸田首相の政務秘書官を務める翔太郎氏は、2022年末に首相公邸内へ親戚を招き、忘年会を催して赤じゅうたんの敷かれた階段に寝そべるなど悪ふざけをしたとして問題になっています。
週刊誌に写真つきで報じられる事態となり、岸田首相本人も「これは不適切であったと認識しております」と発言したものの、野党の更迭要求を事実上拒否し、「長男に厳重に注意した」と報告しました。
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■橋下徹は「僕は許せる派」とのべ理由も
番組では“巷の声”として、「悪いことではないと思います」「不快ですね、総理の足を引っ張っていて」など異なる意見も紹介。弁護士の橋下徹さんは「僕は許せる派」とのべ、「私的スペースでもある」ことも強調。
また、自身も知事室・市長室に子供が来たときに記念撮影をしたことを明かし、「首相公邸というとすごい特別な場所に感じますが、国会も僕らからしたら特別な場所じゃないですか。国会議員は自分の支援者を国会に呼んできていろんな場所で写真撮ってます」と、国会議員を例に出しています。
さらに、「アイスを食べている態度が悪いというのだったら態度なんて分からないから…『公的スペースで関係者の写真撮るな』っていうふうにするんだったら僕も謝らないといけないし、国会議員も以後やらない、やめないといけない。それが許されている現状だったら僕は許されるのかと…」と、私見をのべました。
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■古市憲寿も「僕はいいかなって…」
社会学者の古市憲寿さんも、「僕はいいかなって思っちゃって。ざっくり言うと官邸と公邸は違って、官邸はいわゆる公的な場所で、公邸は一応建前として首相と家族が…私的な空間ということになっているじゃないですか。一応プライベートな場所の延長であると思うのでいいと思う」と発言。
続けて、「けっこうみんなこの公邸を訪れた人たちって階段で写真撮ってるんですよね。絶対に撮るってくらい公邸に招かれた人は、撮っているんで。真面目な顔して撮る写真と今回の寝そべる写真が違うっていうのも分かるんですけど、忘年会だから別にねぇ…」と、寛大な見解を示しています。
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■「支持率を下げるような行動」には苦言
古市さん自身も公邸の階段で記念撮影をしたことがあるもようで、「正直僕も公邸の階段で写真を撮ったことはありますけど、慎み深いので写真はアップしなかったです」と回想。
翔太郎秘書官を擁護していた橋下さんも、「政権を支える秘書官が支持率を下げるようなことをやったのは、僕はここは駄目だと思いますけど、公的なスペースで写真を撮るのはどうなんだろう…?」と、疑問を呈しています。
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(文/fumumu編集部・星子)