人気ユーチューバー「胸を鷲掴みに…」路上痴漢の被害に 被害者・目撃者ができること

平成フラミンゴ・NICOさんが路上痴漢の被害に。泣き寝入りしないために…被害者・目撃者ができることを弁護士に聞きました。

■加害者から狙われやすい場面はある?

齋藤:路上痴漢は、自分が路上で痴漢をしようと思って接触してくるというよりも、いわゆるナンパの延長線でとらえ、ナンパなのだからよいのだと考えていることもあります。

そうすると、明確な線引きが難しいことは事実です。路上でナンパをされて、不快な気持ちを感じつつも「拒絶して何かされたらどうしよう…」だなどと考えているうちにエスカレートすることも少なくありません。

明確に他人に拒絶の意思表示をすることが難しいと、狙われやすいかもしれません。


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■齋藤先生からアドバイス

齋藤:物理的・身体的接触に至っていなかったとしても、異性に急に声をかけて、時間を拘束することはとても迷惑なことです。

人間なので、嫌なら嫌なオーラが出ているはずだと思いますが、それでもしつこく居座り続けたり、話を続けたりすることは痴漢行為といえるものでなかったとしても、被害者側には迷惑な話だと思っています。

「これは痴漢だから犯罪」「これは許されてしまう、痴漢でない行為」などを気にするより、不快に感じたのであれば、意思表明はしてもよいのではないかと思います。


ーー実際に被害に遭った場合、NICOさんのように恐怖心で声が出ない…ということも少なくありません。

被害に遭ったときは、近くの防犯カメラが捉えている可能性もあるので、事件の起きた場所を細かく覚えておくこと、そして目撃した場合も、カメラ・動画で撮影しておくことで被害者の助けになるかもしれません。


■プロフィール

弁護士 齋藤健博

自身のLINEIDを公開しており、初回相談はLINEで無料で行うことが可能な弁護士。セクハラや、浮気・不倫問題の解決に定評があり、過去には弁護士ドットコムのランキングトップに名を連ねた経験も。YouTubeではセクハラ時の対応に関する動画なども公開している。多くの被害者の悩みである「セクハラの線引き」や、「残すべき証拠」などを動画で分かりやすく伝えている。
YouTubeチャンネルはコチラ:弁護士「齋藤健博」チャンネル

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(文/fumumu編集部・冬野 とまと

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