パーキンソン病のマイケル・J・フォックス 病を隠しやり切ったスカッと作品:『摩天楼はバラ色に』

オーバー40男優「イケオジ」のススメ:マイケル・J・フォックス。病との共存。

マイケル・J・フォックス
(引用:IMDb.com, Inc)

年を重ねるごとに、ますますかっこよくなるイケてるおじさま、「イケオジ」出演のおすすめ作をご紹介する本企画。

今回は、『STILL マイケル・J・フォックス ストーリー』の公開を記念して、ドキュメンタリーである本作の主人公、マイケル・J・フォックスです!


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■大ヒットタイムトラベルストーリー

マイケル・J・フォックス
(引用:IMDb.com, Inc)

1961年6月9日、カナダ生まれのマイケル・J・フォックスは、ご存じ大ヒットSF『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの主人公、マーティ・マクフライ役で有名です。

高校生マーティが、自動車の形をしたタイムマシン、デロリアンに乗って、科学者ドク(クリストファー・ロイド)と共に過去と未来を行き来する同シリーズは、1985年、1989年、1990年と3部作が製作されていますが、いまだ根強いファンも多く、続編を望む声も後を絶ちません。


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■パーキンソン病と家族の支え

マイケル・J・フォックス
(引用:IMDb.com, Inc)

マーティ役でブレイクしたフォックスですが、人気絶頂のさなかパーキンソン病を発症してしまいます。

現在公開中の『STILL マイケル・J・フォックス ストーリー』は、病と闘いながら活動を続けるフォックスのリアルな姿を追ったドキュメンタリー。妻のトレイシー・ポランをはじめ、フォックスを支える家族の絆にも胸が熱くなるでしょう。


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■単純明快な成功奇譚

マイケル・J・フォックス
(引用:IMDb.com, Inc)

そんなフォックスのおすすめ出演作は、1987年の『摩天楼はバラ色に(原題:The Secret of My Success)』。

かなり古い作品ですが、原題の『僕の成功の秘密』が表すように、フォックス演じる主人公のブラントリーが、大企業の郵便係から社長にまで上りつめる様をコメディタッチで描く成功奇譚です。

もともとコメディの得意なフォックスが、本作ではマーティのような学生ではなく、働く社会人として登場するのがポイント。ある意味、学生のマーティは、勢いだけでおもしろくなりますが、「働く」ということは、そこにおもしろさだけでなく、苦さややるせなさが加わるもの。

表向きは単純明快なサクセスストーリーなので、観ればスカッとした気分になるのはもちろんですが、病を隠しながら役に臨んでいた可能性の高い当時のフォックスに思いを馳せてみると、「働く」ことについて、別の何かが見つかるかもしれません。

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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ

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