“素直であること”の大切さに気づかせてくれる映画:アン・ハサウェイ主演『マイ・インターン』
イケてる女優「イケジョ」のススメ: アン・ハサウェイ。母の素直さ。
いつも美しく、輝きを放ち続けるイケてる女性、「イケジョ」出演のおすすめ作をご紹介する本企画。
今回は、『アルマゲドン・タイム ある日々の肖像』の5月12日公開を記念して、本作の主人公の少年ポールの母親、エスターに扮しているアン・ハサウェイです!
■1980年代のニューヨークで
5月12日公開の『アルマゲドン・タイム ある日々の肖像』は、同作の監督・脚本を務めたジェームズ・グレイの自伝的作品。
1980年代のアメリカ・ニューヨークを舞台に、少年ポール(バンクス・レペタ)が、黒人の友だちジョニー(ジェイリン・ウェッブ)と起こした悪ふざけが、2人の人生の明暗を分けることになる様を描くヒューマンドラマです。
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■プリンセス役出身の母
ポールは、グレイ監督自身を反映しているとされ、その教育熱心な母親エスターを演じているのが、アン・ハサウェイです。
プライベートでも2人の子どもを持つ母親のアンは、1982年11月12日、本作の舞台と同じニューヨーク生まれ。プリンセス役に扮した『プリティ・プリンセス』(2001年)でブレイクしただけあって、品のいい母親役がよく似合います。
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■人に頼ることへの素直さ
そんなアンが、家族を守る母親でありつつ、経営者としてもキャリアを積む女性、ジュールズを演じた『マイ・インターン(原題:The Intern)』が、イチオシおすすめ作です。
このタイトルにある「インターン」とは、「実習生」のことですが、本作の『私のインターン』、つまり『ジュールズの実習生』となるのは、なんと70歳(!)の男性ベン。
名優ロバート・デ・ニーロがベンに扮しているので、一瞬ラブストーリーかと思われそうですが、まったくそうではなく、年の離れた男女の友情と働くこと、家族の在り方を追う日常的なストーリーです。70歳の男性に対して、おかしな偏見を持たず、素直に頼るジュールズがとびきりキュートで、ふと「私は片意地を張ってたなあ」と気づかせてくれるかもしれません。
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)