古市憲寿、戴冠式でのヘンリー王子の“立ち位置”に私見 「詮索とかされて大変…」

チャールズ国王の戴冠式に次男のヘンリー王子が出席したものの、バルコニーには登場せず。微妙な立ち位置に古市さんもコメント。

古市憲寿

日本時間の6日夜、英国でチャールズ国王の戴冠式行われました。

8日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では現地の様子をVTRで紹介し、社会学者の古市憲寿さんも私見をのべました。



■ジョージ王子が国王のローブを持つ大役

日本からも、モーニング姿の秋篠宮さまと、和服姿の紀子さまが参列した今回の戴冠式。ウェストミンスター寺院では、ウィリアム皇太子夫妻の長男・ジョージ王子が、国王が着用するローブを持つ大役をつとめたことも話題になりました。

雨の中、宮殿の前には数千人の人々が集まり、国王と王妃がロイヤルファミリーとともにバルコニーに登場すると歓声が。しかし、国王の次男ヘンリー王子は式典終了後に会場を後にしており、バルコニーに立つことはなかったもようです。



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■ヘンリー王子、長男の誕生日で「とんぼ返り」

今回のセレモニーにはヘンリー王子の妻メーガン妃は出席しておらず、王子は戴冠式と同日に4歳の誕生日を迎える長男・アーチー王子を祝うために、「とんぼ返り」したと報じられています。

王室を離脱したヘンリー王子ですが、継承順位は5位となっており微妙な「立ち位置」が注目を浴びています。

古市さんは「いろいろ詮索とかされて大変ですよね。王族のかたですし、日本でもそうですけど、選んでその場所に産まれたわけでなくて、たまたまその家に産まれただけで生涯が制限されてしまう、自由がないという状況は、この民主主義の国ではなかなか無理があるのかな…」と考察しました。



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■エリザベス女王の「個人的な好感度」に言及

さらに古市さんは、「王室に対する支持率」「戴冠式への興味関心」が若い世代になるほど下がっていることを指摘。

続けて「もしもこの傾向が続いていけば、イギリスの立憲君主制ってどこまで持続可能かな、って思うんですよね。やっぱりエリザベス女王の個人的な好感度でもってきた部分があるので」「エリザベス女王のいない今、どこまでイギリスの王室というものが…もちろん儀式は素晴らしいんですけど、果たしてどこまで持続可能なのかな、って疑問はありますね」と問題提起しています。



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■王室王族の新しい在り方に注目も

司会の谷原章介さんは、古市さんの意見に対し「確かに、王室王族の新しい在り方というのが問われているのかもしれませんね」とコメント。

番組では、戴冠式に「関心がない」という層の割合が高かった「事前アンケート」の結果も紹介。とはいえ、今回の式典では「他宗教の代表者も参加」「女性の活躍が目立つ」「カミラ王妃の冠はメアリー王妃のリサイクル」など多様性やスリム化にも配慮しており、そんな試みからも時代の変化に寄り添う姿勢が見て取れます。

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(文/fumumu編集部・星子

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