マッチングアプリ生活をやってきて、いよいよ気づいたこと　「もう…残っていない」

マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。

こいでまほ

エンタメ

2023/04/29 18:00

リアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力！　女芸人小出真保の婚活ダイアリー』。

マッチングアプリでカジュアルな関係を楽しんでいた私は、いよいよ本格的な相手探しに。しかし、写真学歴年収全て詐欺男や滑舌なし男に失礼なことを言われ、新しくインストールした審査制アプリの合否結果は…「入会は認められませんでした」。

それでも諦めない！　とにかくマッチング。そして今回、あることに気づいてきます…。

★これまでのエピソードはこちら！

■相変わらず人気がない結婚相談所

滑舌なし男の「本当は若い方がいい」発言にイライラは最高潮でした。詐称男からの地獄の2連チャン。ああ、マッチングアプリでカジュアルな関係をやっていた頃のきらめきが恋しい…。それでも我慢我慢。今は、懺悔中の私。本日はおとなしく結婚相談所のアプリを開いてみます。

はい。相変わらず、介護保険のパンフレット。年齢が離れすぎてる…。65歳、68歳…。彼らは悪くないけれど、なんだかイライラしてきます。私は自分からも申請してはおりましたが…ほぼ全滅。承認されません。何故でしょうか。見た目で選びすぎ？　やはり私の年齢？　雰囲気？　写真、うさんくさい？　色々だとは思いますが…。どれだけ自信を失わせてくれるんだ、結婚相談所め！

すると、たまに訪れる同世代からの申請。貴重すぎるレアポケモン。逃してはいけない。確実にお見合いへと運ぶ。私は、同世代の人から申請をいただいた場合、見た目にはこだわらず全員承認しておりました。

お見合いの日程を決めます。また帝国ホテルに行けるのもいいのですが、今回はお相手が「ビデオデート」ご希望とのこと。自宅でできるのは交通費もかからないし楽だし、正直助かります。そして、この男性、見た目は普通な感じがしました。今回こそ”いい出会い”でありますように…。

■ご趣味は？

彼とのビデオデートがはじまりました。スマホの画面に登場した彼は…普通。若い感じがするし、初回に体験した「うっ！！」という生理的拒絶はありません。ありがたいです。

会話スタート。今日は盛り上がることを祈ります。そうだ、一般論でよくある「男性は趣味の話が好き」というやつ。よし、趣味を聞いてみよう。「ご趣味は何ですか？」。いかにもお見合いなセリフに、私はプッと笑いそうでした。

「僕は、ゲームです」という通り、彼の背景には棚がたくさんあって、ひきしめあってる。あれはゲームソフトだ。「私もゲームやります。結構ゲーマーですよ」という私に、彼は「そう、だから僕、申請したんですよ、プロフィールにそう書かれていたので」。

そういえば私、趣味の欄にゲームと記載した気がする。そういうのちゃんと見てくれるんだなと思いつつも、けっこう趣味の欄に書く内容で引き寄せる人も変わってくるとわかりました。彼は、ただ「ゲームが好き」というレベルではなく、休みのときもずっとしていたいと言うのです。もちろん私もゲームは大好きは大好きですけど、ずっとしていたのは学生の頃の話。

「エーペックスが本当に面白くて、この前もエーペックスずっとやってて、エーペックス関連の友人が多くて」とつづける彼。Apex（エーペックス）とは3人1組でおこなうバトルロイヤルゲーム。非常に人気なのは知っていますが、やったことはない。

「だから、ずっとエーペックスしていたいですね。この前の土日もずっとエーペックスでした」。なんだか暗雲が立ち込めてきました…。いや、いいんです、別にゲーマーでも。気持ちわかりますし。ただ、なんか…。