アプ活で会った年下の男性 “ピュアで照れ屋”だと思っていたのに…正直すぎる言葉にイラッ
マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。
リアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 女芸人小出真保の婚活ダイアリー』。
マッチングアプリの悪いところを経験してしまった私は、グッタリしながらも真剣な婚活を進めます。どんな人が来ても感謝の気持ちを持ちながら…。
そして並行して、オーソドックスなマッチングアプリも継続。すぐにマッチングし、10個年下のメンズとデート♡ なのに帰り道、ヒステリーを起こすことに…。
■ハイスペック審査制アプリ
学歴・年収・すべて詐称男を、思い出しては怒りで震えていました。ですが、すぐ切り替えます。さっさと次にいってしまえばいいのです。
私は、彼が嘘ばかりのプロフィールで使っていた例のアプリが気になっていました。ハイスペックな男女が集う審査制アプリか…。ここまでマッチングアプリ生活してきたんですから、すべて極めたい、いや、極めるのが使命だと思いこんでいました。
さっそくインストール、プロフィールを入力し写真を選びます。写真は…せっかくだから、結婚相談所に登録するときに使った、プロのカメラマンさんに撮影してもらった「皇居前広場の花と私」にしよう。あれならアラフォーでもいけるだろう。職業はマスコミにしました。
審査には48時間以上かかるとのこと。男性側の審査、運営側の審査、2つを突破しないといけないというルールでエンタメ性があり、ドキドキさせてくれます。あとは待つだけとなりました。
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■新規の10歳年下
この審査を待つ間に、私はオーソドックスアプリで誠実そうな人を探そうと思い開くと、新たな申請が来ていました。10個年下の普通の感じの青年。
よし、この人に会ってみよう。しかし、気になったのは、写真。全て横顔なのです、さらに、手に顎を乗せていてなんか不自然。気になるけど、まあ、いいか。承認し、会う日程を決めていきました。
今ならこれ、少し要注意と言えます。「マッチングアプリのプロフィール写真全て横顔」は…何かしらやっぱりあるのです。
新規の彼は、お店を選んでくれていて、直接お店集合となりました。お店を選んでくれるなんていい子。いつもの如く、乙女心的に嬉しくなります。場所は新宿のけっこうマニアックな場所にあるカフェでした。
お店に入ると、もう彼はすでに到着しているようでした。近づいていき「初めまして」と挨拶。この瞬間、いつまでたっても慣れず何とも言えない、初々しい気持ちになれるマッチングアプリ特有の挨拶。今でも好きです。彼は、とても照れている様子でモジモジしていました。
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■だから全て横顔の写真なのね
おしゃれなカフェご飯。私はマスクを取りメニューを開いて選びますが、彼はなかなかマスクを外しません。コロナ禍だったので、たしかにすぐ外しづらいとは思うのですが、早く取ってほしい。ハードルが上がっていくような…。
マッチングアプリを見ていると、プロフィール写真にマスク写真がやたら多い。出会いたいはずなのに、謎すぎる。いつ外すんだろう…彼はマスクを付けたまま注文し、そのままトークに突入しました。
彼「きょ、今日は、ありがと〇△×@#&☆」
私「はい、ありがとうございます」
彼「ぼく、こういうの〇△#&☆*@*」
私「えっ?」
彼「はじめて、はじめてなんです」
ちょっと待って、うまく聞き取れない。どうしよう。とりあえずマスクを外したらいいんじゃないかなと、彼のマスクを凝視していると「緊張△×〇&#*@~」とかなんか言いながら、彼はついにマスクを外し水に手を伸ばしました。
あっ…、なるほど。顎がですね、けっこう、横の方に伸びきっておりました。なるほど、だから、プロフィール写真は全て横顔、不自然に手で顎を隠していたんですね。でも、これは、仕方ないというか、個性ですし、愛嬌もある人だったので私はそこは気になりませんでした。
しかし、マスクを取っても…
彼「まほさん。まほ、まほさんとお呼びすれば〇△×☆**@?」
私「はい、まほさんで、大丈夫です」
彼「ごしゅ、出身は☆*&@どちら〇△×#@&?」
私「長野県です」
彼「ぼくは、山形県〇☆@&です」
ところどころ聞き取れない。なんとなくこう言ってるのかなと予想して話していく感じになりました。彼は、つまり、滑舌が非常に悪いのです。
さらに、山形弁のイントネーションも加わっているため、私には聞き取りづらく話すのが大変でしたが、彼にも良いところはもちろんあります。
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