アプ活で出会った「学歴年収・詐称男」 別れたあとに送られてきた“写真”に恐怖
マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。
■別アプリでは「早稲田大学・年収1000万」
彼からの問いに「違いますよ」と否定するも、「いや、違うね、キミ、見たことある感じするし」。流してくれなかったので「ナレーターです」と返しました。我ながら良いところついたと思います。実際にナレーションのお仕事をすることがありますので、嘘はついていない。ナレーター、毎回これでいこう。
「ふぅん、キミ、声優ね」 ナレーターだっつってんだろ。まあ、いいや。本当に過去ベスト3に入るくらい早く帰りたい。あと、彼のドリンクの飲みかたは何なんだ? 独特すぎる。動画でお見せしたいくらいなのですが、90度、体を直角に曲げ、両手をダラーと下に垂らし、口にストローを加えズズズズーっと飲んでいました。そしてある情報を教えてきました。「キミ、知ってる? マッチングアプリTK」。
私は、マッチングアプリTKを知りませんでした。どんなアプリなのか聞いてみると、どうやら、ハイスペックでルックスも高い男女が在籍するアプリで審査制とのこと。私は、興味が湧きました。ただ、審査制か。港区女子しか合格しなそうだし、おばさんだから難しいよな。そう思ってると「俺、それもやっててさ。この前、会ったんだけどCAさん来ちゃった」。
はい? 何かの聞き間違えかしら。今、彼は妄想を話しているのかしら…。ちょっと、聞いてみよう。
「凄いですね、ということは審査通ったということなので、ハイスペックなんですねぇ」と聞くと、彼はひょうひょうとこう言いました。「いやいや、年収とか嘘書きました。学歴も早稲田大学、年収1000万」
関連記事:「奥さんとホテルで会って…」 アプ活で出会った男性の“トンデモ体験”にドン引き
■怒りで震える
私は…怒りでワナワナ震えそうでした。きっと写真も詐欺写真使ったのでしょう。こんな人を通してしまうアプリにも、もう少しセキュリティちゃんとしてほしいし、この人、何でそんなことしてるんだろう。
もちろんマッチングアプリは全員そこまで本気でやってないにしても、会えれば何でもいいのかよ…。真剣に相手を探している人にとって、時間って本当に有限。許せない。正義感が湧いてきました。
「嘘ついて、何があるんですか? どうせ会ったらバレるのに何のために? しょうもない見栄のために女性を引っ掛けても無駄。相手を舐めすぎですよ、いつか自分に返ってくるからね。恥ずかしくないんですか? あとね、キミ!! マッチングしたときと、写真が違いすぎるんだよぉぉ!!」…言えませんでした。
普段の私なら、言っていたと思います。しかし私は、今、反省期。謙虚でいなきゃいけない。そう思い込んでいるのもあって、大人しくしてしまうのでした。なので、私は、ひたすら我慢してしまいました。
■恐怖の写真送信
「この後、ナレーション撮りなのでそろそろ行きますね」 このあと仕事ということにして急いでいる演技をしました。経歴写真全て詐欺野郎は、また独特な飲み方でドリンクを飲み干していました。LINEを交換する流れになってしまい、そこは断れなかったもののすぐに椅子から立ち上がってくれました。よし、やっと帰れる…。
時間があまりないと伝え、カフェの外に出た瞬間、彼が帰る方向とは別の道を2秒で歩いていきました。秒速の巻き。はぁー。疲れた。
10分ほど歩き、気持ちも落ち着いてきたので携帯を見てみると、彼からLINEがきていました。「○○が写真を送信しました」 写真?! 怖い! このタイミングの写真送信?! 悪い予感しかしない。
恐る恐る開いてみると、それは…。数々の私の写真でした。ネットに上がっている”小出真保”の写真。太田プロダクションの宣材写真や色んな写真。そして「キミ、この人やん?」と、LINEを送ってきました。
これ気づいていたけど、とぼけてたということ? いや、もうどうでもいい、恐怖を感じる。ペコリみたいなスタンプを1つ送って、あとは、無視することにしました。
まだまだ神様からの償いの時間は続きそうです…。マッチングアプリの悪いところを書いてしまいましたが、真面目なまともな人も多いのも事実です。今回のようなことはめったに起こらないと思います。
そして、私は引き続き、真剣な婚活を進めます。どんな人が来ても感謝の気持ちを持ちながら…。そんななか、先程教えてもらった”ハイスペックアプリ”が気になりだし、インストール。
ここでも、色んな物語が生まれる?! そもそも、キミ、審査通るの? 乞うご期待♪
・合わせて読みたい→「奥さんとホテルで会って…」 アプ活で出会った男性の“トンデモ体験”にドン引き
(文/fumumu編集部・こいで まほ)- 1
- 2