不在時の“再配達”で宅配業者が悲鳴 谷原章介「本当にご迷惑を…」と反省も
重労働だと話題の宅配ドライバーに対し時間外労働規制が2024年4月から強化される関係でサービスが機能しなくなる可能性も。
16日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、宅配便の配達員の過酷な現状について報道。
宅配ドライバーに密着して「指定された時間に荷物を持っていったにもかかわらず不在だった」時の様子を撮影し、その重労働ぶりに危機意識が高まっています。
■宅配便の再配達率は11.8%
宅配ドライバーの長時間労働が問題となる昨今、働き方改革の一環として、時間外労働の規制が2024年4月から強化される予定となっています。
同番組によると宅配便の再配達率は11.8%にものぼり、今までドライバーの長時間労働で賄われてきたサービスが機能しなくなる可能性も。
ドライバーの労働時間が減る一方で、収入も減り、運べる荷物も少なくなってしまう今回の改革。国土交通省は宅配便の再配達削減を来月1ヵ月間呼びかけるもようで、どの程度減らすことができるか注視されています。
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■谷原章介「本当にご迷惑を」と反省も
ドライバーの業務に密着した映像では、500mLのペットボトル飲料が24本入った箱を複数運ぼうと試みて不在となり、持ち帰るなど「料金の発生しない過酷な労働」を繰り返す姿も。
この日は18軒のうち8軒が不在のため再配達になっており、非常に負担が大きいことが見て取れました。
司会の谷原章介さんは、「僕の不在で再配達をお願いする時もありますし、本当にご迷惑をおかけして…気をつけないといけないと思うんですけれど…」と、自身の私生活を振り返り反省も。
実業家のデービッド・アトキンソンさんは「これは過剰サービスが問題になっていて、その割りにはドライバーの人たちが犠牲者になっている問題なんですね」と賃金に対して過剰とも思われるサービスに言及し、「置き配にする・有料にする」などの解決策を示しています。
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■時間指定の再配達は有料にしてもいい?
それに対し谷原さんも、再配達をお願いする際には「もう1回サービスしてもらっているわけですから、再配達をお願いする分にはお支払いしてもいいかな? と僕個人は思ったりしますよね」と、私見を述べています。
番組側ではフリップを用意して、「1回で受け取れる日時・場所を指定しよう」、「まとめ買いで配送回数を減らそう」、「配送状況の通知アプリを活用しよう」、「宅配ボックス・置き配を活用しよう」という「再配達を減ら工夫」を推奨していました。
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■「再配達減らしていきましょう」と呼びかけ
また永島優美アナウンサーは、「やむを得ずに再配達になってしまった時に、受け取る時に『すいません、再配達になってしまって』っていう、そのひと言を…届けられるかっていうか、やっぱり人と人ですから、そこは大事にしてゆきたいなと…」と発言。
谷原さんも「本当ですよね」と同意し、「物って届くのはただで届くわけではなくて配達の人の努力があるということを忘れちゃいけないですね」「各自の努力でなんとか再配達減らしていきましょう」と呼びかけました。
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(文/fumumu編集部・星子)