ティモシー・シャラメ『マイ・ビューティフル・デイズ』(2016年):「イケメン」作品のススメ
アンダー40俳優「イケメン」のススメ:ティモシー・シャラメ。難役をさらり。
年を重ねるごとに、ますますかっこよくなるイケてるおじさま「イケオジ」になるのが確実の、イケメン俳優出演のおすすめ作をご紹介する本企画。
今回は、『ボーンズ アンド オール』の公開を記念して、本作で人食いのリーを演じているティモシー・シャラメです!
■人を食べる人の葛藤
現在公開中の『ボーンズ アンド オール』は、人を食べて生きる少女マレンと青年リーの愛の行方を追うホラー。
少年と青年のひと夏の恋を描いた『君の名前で僕を呼んで』(2017年)のルカ・グァダニーノ監督がメガホンを取り、2022年の第79回ベネチア国際映画祭で、銀獅子賞(最優秀監督賞)に輝きました。
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■名監督との再タッグ
同作で、リーに扮しているのが、ティモシー・シャラメ。以前ご紹介しましたが、『君の名前で僕を呼んで』で、ひと夏の恋に落ちる少年を演じ、アカデミー賞主演男優賞をはじめとした数々の映画賞にノミネートされた若手実力派です。
1995年12月27日、アメリカ生まれのシャラメは、グァダニーノ監督とは再タッグを組んでいるせいか、少年らしさ全開だった前作とは違い、人食いという難役で新たな魅力を発揮しています。
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■演技を演じる秀逸な表情変化
そんなシャラメの実力が、一番発揮されているのが『マイ・ビューティフル・デイズ』(2016年)。
本作は、演劇大会に出場する生徒を引率する女性教師の姿を描いた青春ドラマ。シャラメは、その英語教師に密かな恋心を抱く高校生ビリーを演じています。
このビリー、実は行動障害を持っていて、自分の感情に正直。さらに演劇の才能があるというなかなかの難役です。
特にビリーが演技をするシーンは圧巻。一瞬にして「演技に入る」ビリーの表情変化は、明らかに「この子は才能がある」のがわかるほど。思わずシャラメのうまさにうなること間違いありません。
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)