近隣トラブルで飼い犬を暴行 橋下徹「弁護士を間に立てると余計…」

『めざまし8』では敷地内に侵入してきた近隣住民が飼い犬や住人に暴行をしている動画を公開し加害者に取材も。

橋下徹

20日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)に、弁護士の橋下徹さんが出演。

近隣住民の犬に暴行してコンクリートブロックを投げるなどした70代の男性に、法律家としての立場から私見をのべて反響を呼んでいます。



■他人の庭で「ナメとったら殺すぞ」と暴力

この日、同番組で公開されたのは、鉄の棒を振り回して庭で暴れている男性の映像。加害者は、被害者が飼っている犬を棒で叩いたとのことで、制止しようとすると物干し台の鉄の棒を振り回して暴行。

鉄の棒を投げたり、コンクリートの塊を犬に投げつけたりする姿も映像で確認でき、被害者が「警察を呼ぶぞ」というと「ナメとったら殺すぞ」と答えるなど挑発的な言動も。

被害者は、近隣に住むという加害者男性とは普段付き合いがなく、突然私有地に入り込んでの暴力行為だったことが伺えます。



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■酒を飲んでカッとなって暴行か

番組内では、加害者の男性宅にも取材を敢行。加害者は、「何年も夜中に犬が鳴くのよずっと」「いつも夜うるさくて寝れんから昼(酒を)飲んで寝るくせがついた」と、酒を飲んでいたことを告白。

昼から酒を飲んで外へ出たところ犬に吠えられ、激高した上での行為だったとのべています。さらに、猫や犬の糞害があるとも訴えていますが、それが「襲った犬」のものなのかははっきりしないもよう。

カッとなって暴行したと語っており、現在は反省しているもようで「ばかなことしたなって。もうちょっと冷静やったらよかった」と話しています。



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■弁護士が間に入ると余計揉める

加害者の反省を受けて、被害者も塀を作るなど騒音対策を進める意思を示しています。原因はあるとしても、敷地に無断侵入し暴行するなどの行為は悪質で、司会の谷原章介さんも「(ブロックが)当たったら大怪我につながりかねないですし…」と眉を潜めました。

橋下さんは「もうこれは敷地に入ったということになれば住居侵入になりますし、暴行、傷害、動物に対しては今動物愛護法かな、動物虐待ということも罪になるので…」と、多くの罪に問われると説明。

「加害者の厳罰は当然」としながらも、「法律は間に入っていけないんですよね。弁護士が間に入ると余計揉めてしまうし」と、近隣トラブルの難しさにも言及しています。



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■古市憲寿は「引っ越すしか無いですよね

番組内では、近隣トラブルの80%は「騒音」が原因だったという驚きの調査結果を公開。専門家は、「当事者同士のみでの話し合いは関係悪化や問題長期化の可能性」があると指摘も。第三者を介入させるなど早期対応が重要とのことで、仲介者として「自治会長・近隣住民・マンションの管理組合」など具体例もあげています。

社会学者の古市憲寿さんは究極の解決法として「引っ越すしか無いですよね」と提案し、「家を買うリスク」についても思いを巡らせました。

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(文/fumumu編集部・星子

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