ケイト・ウィンスレット『スティーブ・ジョブズ』(2015年):「イケジョ」作品のススメ
イケてる女優「イケジョ」のススメ:ケイト・ウィンスレット。性別を超える親友。
いつも美しく、輝きを放ち続けるイケてる女性、「イケジョ」出演のおすすめ作をご紹介する本企画。
今回は、『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』の公開を記念して、本作のヒロイン、ローズを演じているケイト・ウィンスレットです!
■豪華客船の悲劇
2月10日公開の『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』は、タイトル通り、ジェームズ・キャメロン監督が製作した1997年の作品の3Dリマスター版。沈没する運命の豪華客船タイタニック号を舞台に、画家を目指す青年ジャックと、令嬢ローズの恋愛をからめた大ヒット作です。
同作でこのローズに扮しているのが、ケイト・ウィンスレット。ジャック役のレオナルド・ディカプリオと共に、この作品でブレイクしたといっても過言ではありません。
関連記事:ト二・コレット『イン・ハー・シューズ』(2005年):「イケジョ」作品のススメ
■役に入り込まない器用さ
1975年10月5日、イギリス生まれのケイトは、俳優一家に生まれ育ったせいか、どんな役柄でもこなす器用さを持ち合わせていますが、このローズのように、自立心旺盛な女性を演じることが多い印象です。
私生活では、三度の結婚をしていますが、『タイタニック』の恋人役と、『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』の夫婦役を演じたレオナルド・ディカプリオとは、ずっと仲のいい親友なのは有名な話。そうした「役に入り込まない」スタンスは、ケイトの器用さ、ひいては冷静な性格を表している証拠ともいえるでしょう。
関連記事:ジュリア・ロバーツ『ベスト・フレンズ・ウェディング』(1997年):「イケジョ」作品のススメ
■男女の性別を超えて働くには
そういう意味で、ケイトは、才能があって、どんな状況でもひるまない強い女性を演じるのがよく似合います。その代表的な出演作は、『スティーブ・ジョブズ』(2015年)。
ご存じ、アップル社の創始者の1人として有名なスティーブ・ジョブズ(マイケル・ファスベンダー)の半生を描いた本作で、ケイトは、ジョブズに立ち向かう唯一の女性(?)とも称された実在のエンジニア、ジョアンナ・ホフマンを好演。
ジョアンナは、MITとシカゴ大学で学んだとされる才媛で、ジョブズと対等にいられる戦友であり、親友でもあったのでしょう。恋愛感情を抜きに、男女の性別を超えて、天才ジョブズと渡り合うケイト版ジョアンナの姿に、「女性が働くこと」へのヒントが隠されているかもしれません。
・合わせて読みたい→ジュリア・ロバーツ『ベスト・フレンズ・ウェディング』(1997年):「イケジョ」作品のススメ
(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)