デヴィッド・ハーバー『グリーン・ホーネット』(2011年):「イケオジ」作品のススメ

オーバー40男優「イケオジ」のススメ:デヴィッド・ハーバー。真逆の成功奇譚。

デヴィッド・ハーバー
(引用:IMDb.com, Inc)

年を重ねるごとに、ますますかっこよくなるイケてるおじさま、「イケオジ」出演のおすすめ作をご紹介する本企画。

今回は、『バイオレント・ナイト』の公開を記念して、本作で主人公のサンタクロースを演じているデヴィッド・ハーバーです!



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■聖なる夜が『凶暴な夜』に

デヴィッド・ハーバー
(引用:IMDb.com, Inc)

現在公開中の『バイオレント・ナイト』は、サンタさんがよい子にプレゼントを配るクリスマスイブが舞台。

主人公のサンタクロースは、欲深い子どもたちに嫌気がさし、無理やりその仕事をしていました。

ところが、ある富豪の家に着いた時、そこにいた強盗たちと鉢合わせてしまいます。プレゼントを届ける能力しか持ち合わせていないサンタは、戦闘能力ゼロのまま、強盗たちと戦うはめになるのですが…?



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■悪役かと思ったけど実は

デヴィッド・ハーバー
(引用:IMDb.com, Inc)

同作でこのサンタクロースに扮しているのが、1974年4月10日、アメリカ生まれのデヴィッド・ハーバー。

最近では、ホラードラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の警察署署長役で知られるハーバーですが、元は舞台出身で、トニー賞にもノミネートされた経験のある演技派です。

2019年には、スーパーヒーローの『ヘルボーイ』で主演を飾り、2021年の『ブラック・ウィドウ』で演じたレッド・ガーディアン役のように、ダークヒーロー的な「最初は悪役かと思ったけど実はいい人」なキャラクターが多い印象です。



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■かつてはいい人そうに見えた裏切り

デヴィッド・ハーバー
(引用:IMDb.com, Inc)

それとは逆に、「最初はいい人っぽく見えたけど実は黒幕」的なキャラクターにハーバーが扮した2011年の『グリーン・ホーネット』が一番のおすすめです。

本作は、もとは『グリーン・ホーネット』を名乗るヒーローを描いたラジオドラマ、テレビドラマとして人気を博した作品で、ホーネットの相棒カトーを、ブルース・リーが演じたことでも有名でした。

その映画版では、セス・ローゲンがグリーン・ホーネットに扮し、ハーバーはフランク・スカンロン検事役で登場。ネタばれになるので詳細は控えますが、この古い作品は、ハーバーの映画俳優としての原点のようにも思えます。

つまり、こんな「実は悪いヤツ」を演じていたハーバーが、近頃では、「実はいい人」的な役が多くなってきた事実。ハーバーのサクセスストーリーの一環という視点で、鑑賞してもおもしろいでしょう。

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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ

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