健康意識の増進により、喫煙者人口が年々減り続けている日本。とくに昨今は分煙意識も高まっており、飲食店でも禁煙のところが増えています。
しかし、中には「禁煙(加熱式タバコはOK)」というステッカーや貼り紙を見ることも。加熱式タバコユーザーにとってはありがたいかもしれませんが、内心違和感を覚える人は少なくないようです。
■約5割が「それ禁煙じゃない…」
fumumu編集部が10代~60代男女922名を対象に「『禁煙(加熱式タバコはOK)』というルールについてどう思う」かを調査したところ、「違和感がある」と回答したのは、全体で46.0%。
男女別では男性43.1%に対し、女性は48.6%と、女性のほうが5ポイントほど高い結果となりました。
男性に比べ、喫煙者の割合が少ないことは影響していそうですね。
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■20代男性「嫌なルールだなと」
fumumu編集部の取材に対し、30代の男性は次のように話します。
「昔からよく行く個人経営のカレー屋さんに、ある日から『禁煙(加熱式タバコはOK)』というステッカーが貼られるようになったんです。そこはもともと禁煙で、タバコを吸ってる人なんかいなかったはず。不思議に思って事情を聞いてみたところ、タバコ会社の営業さんが来て、貼らせてくれって言ってきた、とのことで…」。
「たしかに紙タバコに比べたらニオイは少ないかもだけど、健康への被害はまだよくわかってないんですよね。わかってなくても、体にいいはずはないし…嫌なルールだなと思いました」。
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■30代女性「禁煙じゃないじゃん」
一方、別の30代の女性は次のように話します。
「ある時から、近所の居酒屋が禁煙に。そこは喫煙可で煙たいこと以外は味も値段も完璧だったのでやったーと思ってたんですが、蓋を開けてみたら『禁煙(加熱式は可)』でした。いやいや、それ禁煙じゃないじゃん、って感じですよね」。
「『紙タバコよりはニオイは少ない』って加熱式タバコユーザーは言うんですけど、あれはあれで独特なニオイあるんですよね。逆に以前よりも行く回数減った気がします」。
以前よりも増えた印象の加熱式タバコユーザーですが、非喫煙者にとってはどちらにせよ、あまり良いイメージはないのかもしれません。
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(文/fumumu編集部・柊青葉)