喧嘩することは、一般的にあまりいいことだとは思われていません。
しかし思ったことを言い合うことで、さらに関係が深まることもあるようです。
■約4割、喧嘩していい関係に
fumumu編集部では全国10〜60代の男女992名を対象に、「人間関係について」の意識調査を実施しました。
その結果、「喧嘩してから関係がいい方向に向かった経験がある」と答えた人は、全体で37.2%。
fumumu取材班は女性たちに、喧嘩することによって関係がよくなったエピソードについて聞きました。
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①彼氏と初めて喧嘩して
「彼氏と付き合った当初は、いい子に見られたいので猫をかぶっていました。しかしそんな偽りの自分を演じることに、だんだんと疲れてきてしまって…。
そんなときに、彼氏が私の体型に関することで、かなり失礼な発言をしてきたんです。これまでであれば、黙って笑顔で流していたかもしれません。しかしその場面では怒ってしまったんです。
そこから猫を被るのをやめて、本当に自分をさらけ出せるようになりましたね」(20代・女性)
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②うるさい先輩が1週間だけ
「同じ部署の先輩に、かなり気分屋の人がいます。機嫌が悪いときには、周囲にいる私たちが当たられるんです。いつもはそんなとばっちりを我慢していたのですが、その日は私も機嫌が悪くて…。
このまま言われっぱなしではいけないと思って、私は先輩に強い口調で反論しました。そしていつもは攻撃する側の人のため、言われ慣れていない先輩は泣き出してしまったんです。
そこから1週間くらい、先輩はおとなしくなっていました。しばらくするともとに戻りましたが、私が怒った意味はあったのかもしれません」(20代・女性)
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③よく喧嘩する妹と
「妹とは一緒に出かけるほどに仲がいいのですが、その分、よく喧嘩もします。ただある日の喧嘩は、いつもと少し違ったんです。いつものように言い合いになってから、しばらく気まずい感じになりました。
そこから妹が泣き出して、『いつも素直になれず、わがままばかり言ってごめんね』と言ってきたんです。こんなこと、今まではありませでした。そこで私も悪いところがあるので、妹に謝ったんです。
素直な気持ちを伝えてくれた妹が、さらにかわいく思えた瞬間でしたね」(20代・女性)
良好な関係がもとからあるからこそ、喧嘩してさらに仲が深まるのかもしれませんね。
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(文/fumumu編集部・ニャック)