世代が違う人との会話で、「失礼なことを言われた!」とイラッとしたことはないですか? 「常識がない」「馬鹿にされている」と思いがちですが、実は価値観の違いから生じるコミュニケーションのズレの可能性も。
今回は、異なる世代と上手に付き合うためのヒントを、fumumu取材班が聞いてきました。
①想像力を持つ
「親世代の人と話していると、たまに『デリカシーがないな…』と思うことがあります。『そろそろ結婚しないの?』『仕事ばかりしてもさ』とか、親戚に言われたりするから。
ただ、会話の中で『私も仕事を続けたかったけど、当時は結婚したら家に入るのが普通だったから…』と、相手が寂しそうに言ったことがあって。
価値観の違いでイライラすることも多いけど、相手の過ごしてきた環境を想像すると、確かにそういう考え方にもなるよなーと。生きてきた時代の変化を考えると、自分の怒りを少しは消化できるんですよね」(20代・女性)
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②相手の話を楽しむ
「年代が違うと、共感できない話をされることも多いけど、そういうときは好奇心に従って素直に楽しむことにしています。
『そんな時代があったんですか!』『信じられないです、私は無理です(笑)』と正直に伝えるほうが、リアクションが返ってくるのが嬉しいのか、相手もノリノリで話してくれるんですよね。
今の常識では考えられないことが、一昔前は当たり前だったりするから。お互いの違いに腹を立てるより、トークとして面白がったほうが、自分自身が楽だと思います」(20代・女性)
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③「今はこうらしいですよ」
「今の世代の常識や多数派の意見を知らないだけで、悪気なく昔の価値観で話している人もいるんですよね。こちらを怒らせようとしているわけではないので、それとなく『今はこうらしいですよ〜』『時代の変化ってすごいですよね』と伝えるようにしています。
そこで怒るようなら、なにを話しても分かり合えないかも。だいたいの人は『時代は変わったねぇ〜』と驚きつつも、こちらの話を受け入れてくれます」(30代・女性)
世代や年代が違う人たちの会話では、お互いの価値観や常識が合わないことも多々あります。
「失礼な人だ」と距離を取るのもひとつの方法ですが、それぞれの過ごしてきた環境を伝え合うことで、新鮮な気持ちになる場合もありそうです。
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(文/fumumu編集部・nana)