ビジネスの現場でよく使われる「ホウレンソウ」という言葉。漢字では「報連相」と書き、「報告」「連絡」「相談」をまとめた言葉です。
ビジネスにおけるコミュニケーションの既存を表した言葉ですが、この言葉の中身を理解していなかった人はどれぐらいいるのでしょうか?
■4人に1人が「ホウレンソウがわからない」
fumumu編集部が10代~60代男女922名を対象に「ビジネス用語の『ホウレンソウ』を正しく理解していなかった時期がある」かを調査したところ、「正しく理解していなかった時期がある」と回答したのは、全体で25.8%ほど。
男女別では男性31.7%に対し、女性は20.6%と、男性のほうが10ポイントほど高い結果となりました。
以前配信した記事では、「ビジネス用語の『PDCA』を正しく理解していなかった時期がある」と答えた人は全体の71.6%で、男性が65.0%、女性が77.3%と、女性のほうが12ポイントほど高い結果に。音の響きもあって「理解している」人が多いようです。
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■30代男性「ある種の意識高いワード」
fumumu編集部の取材に対し、30代の男性は次のように話します。
「新社会人のときに研修で習いましたよね。ホウレンソウと響きがわかりやすいので、今でも覚えていますよ」。
「まあ、日々の仕事の中で意識することって全然ないんですけどね…ある種の意識高いワードであって、PDCAと同じですよねえ」。
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■20代女性「意味はわかってるけど…」
一方、20代の女性は次のように話します。
「ホウレンソウは報告、連絡、相談。その意味はわかってるんですけど、『どの程度まで報告するのがふさわしいのか』とか『どの程度些細なことから相談するのがふさわしいのか』がわからなかった。『これは別に相談しなくてもいいかな』と思ってたら上司に『なんで相談しなかったんだ!』と言われるし、逆に『そんな小さなことで聞いてくるな』って言われることもあるし…難しいですよね(笑)」。
「新卒のときの研修ってそういう具体的なことを一切提示してなかったので、今思えば『仕事ができない人たちが教えてたんだろうなあ』という感じですよね」。
言葉の概念はわかっていても、実際にどう仕事に活かしていくかはまた別物なのかもしれませんね。
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(文/fumumu編集部・柊青葉)