アプ活で“史上最高のイケメン”とマッチング！ でも、どうしても気になることが…
マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。
リアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力！ 女芸人小出真保の婚活ダイアリー』。
やっぱり婚活は若いうちからするべきもの？ マッチングアプリでは秒でマッチングしていたのに、結婚相談所ではゼロマッチング…。
「こんな思いをするなら…」と少しキレ気味の私は「やっぱりアレしかない！」と、またカジュアルな関係が多いマッチングアプリに手を伸ばしますが…。
■結婚相談所はストレス
これが現実…何度見ても、今日も1件もお見合い申請が来ない。何なんだ、この結婚相談所ってところは。マッチングアプリだったら朝起きて2秒でマッチングしてたのに…。落ち込むを通り越して不快。イライラしていました。
アラフォー女は場違い？ こんなところ来るなって？ 存在を全否定されている気分。東京駅や皇居前で撮った自分の写真が、すごく痛々しく見えてきました。何だか私、スベってる…？ ああ、やだやだ。自己肯定感が下降しているのも感じていました。こうやってアラフォー婚活女性はみんな苦しんでいるなんて、やりきれない…。悔しい…。
だから、やっぱりマッチングアプリだ。アレなら私は人気者。この言葉でギリギリ自分を保てました。結婚相談所でのストレスをカジュアルなマッチングアプリTで発散する、これをルーティンにしようと思いました。婚活アドバイザーも「遊びながら、本命を探しては？」と言ってたし。
とにかく、マッチングしまくろう。すると…今世紀最大級のカジュアル男を引き当てるのです。彼はルックスだけでなく、とても気も合ってしまうのでした。
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■登場したのはイケメン！ でも…
カジュアル男は、いつものようにマッチングすればサクサクとデート日が決まる。なんてスムーズなんだろう、最高だ。
新宿のアルタ前に、夜18時に集合。少し遅れて彼が登場しました。プロフィール写真の印象は、まぁよくいるカジュアル男だな、くらいにしか思っていませんでしたが、実際はとってもスタイルが良く背が高い、マスクしてるからこの時は目しかわかりませんでしたが、目だけですでにイケメンでした。キタ…当たりを引いたっ！
「はじめまして」と私。すると、彼はイメージをぶち壊しました。背筋を伸ばしてこう言いました。「初めまして♪まほさん、○○といいます♪さぁ！ 居酒屋というところに、向かいましょう！」（劇団ひまわりの子役のように読んでください）
あれ？ 話し方が…ちょっとオーバーすぎて気になりました。すごくイケてるのに…。彼は続けてこう言います。
「あちらに見えている居酒屋はどうだろう？ あんな安いところは行きたくないかい？ でもきっと、行ったら楽しいのさ！」
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■「6割妻夫木聡」の劇団員
小学校に来る劇団員を思い出していました。「今から、ネバーランドに行こう！」みたいな話しかたで、思わず私は笑ってしまいました。こんなの耐えられません。こんな話しかた、もしかして詐欺師かなとも思い、チラチラと彼を見てみると、悪い人には見えない。なんなら聞いてもよい雰囲気が出ていたので「なんか少し変わっていますね。ちょっと怪しいなって思ってしまいます」とストレートに質問。
すると「あぁ、うん、よく言われる。なんだかうさんくさいって。ツボでも売りますか？ って。でも、売らないよ♪ ほら！ まほさん！ 目の前に居酒屋が、見えてきたよ！」 芝居すぎる…。もしかしたら、緊張してるのかな？ だから、こんな話しかたに？
席に着き、注文をすることになりました。彼は「うーん、うーん、何を食べようかな？♪」と、また芝居口調。しかしこの彼、話し方に気を取られていたけど、かなりカッコいい…。これ、もしかしたら、歴代1位のマッチング？
今まで6割小栗旬、7割成田凌、2割綾野剛香港人と良いラインナップで来ていたカジュアル男たちの中で、ぶっちぎりの1位じゃないか？ 彼らが霞んでくる。あ！ わかった。彼は、今回も芸能人でいうと、妻夫木聡に似ている。しかも6割妻夫木聡だ。4割分は話しかたで減点されているため、黙っていれば、ほぼ妻夫木聡だ！ かっこよすぎる…。
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