アプ活で“カジュアル男”とホテルへ また世界一心のない「あのセリフ」をくらう
マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。
リアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 女芸人小出真保の婚活ダイアリー』。
カジュアルなマッチングアプリTで出会った「7割成田凌」。すぐにホテルに行こうと口説いてきました。
「女性とホテルでただお話しただけで、本当に何もしなかったこともあるんですよ」と話す彼に「そんなわけないだろ!」とツッコミながらも、カジュアルな関係からの真剣交際を目指す私は、ホテルへと入っていきました。
マッチングアプリで会って30分でホテルです。本当に、よく怖くなかったなと、思います。部屋に入って待っていたこととは…。
■薄すぎる会話
ホテルの部屋に入りました。私、何やってるんだろう、いい歳して…きもちわるい? みっともない? とは、思わないようにしました。今、この瞬間は、輝いている、独身最高! と、心から思うようにしました。
椅子に座り、コンビニで買ってきたお酒を飲みはじめるも…やっぱり、静かになると緊張する…。なので、適当に質問をすることにしました。
私「お仕事は、どんなかんじですか?」
7割成田凌「○○企業なんだよね」
私「え! 超大手! エリート! すごいですね」
7割成田凌「ありがとうございます」
私「お仕事、楽しいですか?」
7割成田凌「楽しいって感じではないですよね、特にやりたかったわけではないので」
私「じゃあ、普段は何してるんですか?」
7割成田凌「まぁ、特に、激務すぎて癒されたいってのはありますけど」
特に害はないのですが、この対談。つまらなすぎません? 私が彼を引き出すべきなのか? 彼は、関西出身で話すことは好きではあるみたいだけど、薄い…というか、内容がない。
ただ、まさに「ちょうどいい男」だ。ルックスが良く、ハイスペック、特に害はない。この人を大量生産して、「ちょうどいい男」を探している女性たちに配りたいくらい見事な人。
「6割小栗旬」もそうだったけど、カジュアル男たちって見た目だけで女性を落とせちゃうから、トークはこんな感じなんだろうなぁとある意味納得。それに比べて、芸人さんたちのトークへの努力に涙が出てくる。
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■カジュアル男たちのお決まりのセリフ
そんなふうに観察していると、彼がこう言ってきました。「僕、よく友達に『好み変わってるね』って言われるんですよ、この子、かわいいよねって言うと、『え?』って言われるみたいな。まほさん、可愛いですよね」。
失礼だろ。ゼッタイに最初のセリフいらないでしょ、友達がどうのこうの。遠回しに「そんなにかわいくないけど、僕的にはOK」みたいな。頭よくてもそういうことは言うのね…と彼をじっと見ていたら、なんか…、目が怖い。
この人、心に血が通ってない感じの目…。私、思わず「本気で人を愛したことある?」と聞いてしまいました。
すると、7割成田凌、下を向きながら、「あるといえば、ありますよ、でも、うまくいかないし」「体の相性が悪かったり…」 またか。体の相性。これ、カジュアル男たちのお決まりのセリフ。体の相性ってそりゃあ大事だろうけど…彼らは何を求めているんだろう?
すると、7割成田凌が近づいてきました、げっ、きた。トークだけで終わるかと思ったけど、そうはいかないか。あれ? よく見たら、7割成田凌って言い過ぎじゃない? 4割成田凌じゃない?
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■世界一心が込もってないあのセリフ
そして目の瞳孔が開いてきました。え、怖い…すると、彼、こう言ってきました。
「好き…」「好き」「好きだよ」 でた、世界一心が込もってない「好き」。会って2時間くらいで、何のどこが好きなんだろう。この「好き」聞くと、もうダメです。体中が干からびてきます。
やっぱり、無理かも…と思いながらも、流れに身を任せましたが、「6割小栗旬」のときと同じく、違和感と痛みを感じて中止に。終電が近くなり、明日も仕事だからと、また不完全燃焼で帰ることになりました。
帰り道、路線が同じだったので、駅まで一緒に歩きました。ちょっと悪かったかな…気まずいな…と感じ「ごめんね」と謝ると、「大丈夫だよ、謝らないで、だってまた会えるし」と返答。こういう余裕だよなぁ、モテる人って…。
改札に着きました。じゃあ…ここで。と彼とはお別れ。私はまたあれをやろうと思いました。いい女です。「あなたには本気にならないのよ」という雰囲気を出す。女優です。この瞬間、楽しい、ハマります。
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