『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』放送前に… ぜひ観ておきたい“第10話”
25日の『金曜ロードショー』は、初放送となる『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。この休日にアニメ第10話を観ておきたい…。
11月25日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)では、『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が初放送されます。
「気になっていたけど観たことがない…」という人に向けて、25日の放送を楽しむために観ておきたい、テレビアニメ第10話と同作についてご紹介。
■「必ず泣ける」心温まる傑作
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、暁佳奈さんのライトノベルが原作で、18年1月期にテレビアニメが放送されました。
かつて“武器”と呼ばれた元少女兵のヴァイオレット・エヴァーガーデンが、戦争終結後に「自動手記人形」と呼ばれる代筆の仕事を通じて、感情を持たなかった彼女が“愛”が何かを知っていく……という物語。
「必ず泣ける」と話題になり、20年に公開された『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、日本アカデミー賞の優秀アニメーション作品賞も受賞しています。
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■この休日に「第10話」を観ておきたい理由
同作の放送が発表された際、インターネット上では「テレビアニメの第10話だけでも観てほしい」との声が相次ぎ、話題になりました。
というのも、劇場版ではヴァイオレットの“その後”が描かれており、第10話の登場人物やそこでのエピソードが冒頭から関わってくるのです。そしてこの第10話というのが、テレビアニメ全13話のなかでも「神回」という声も多く、「10話を観て泣かない人なんているの!?」という声もあるほど。
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■母が遺した手紙の“宛先”は…
その第10話では、重い病を患う戦争未亡人からの依頼で、ヴァイオレットは郊外にある邸宅を訪れます。そこには依頼主の女性と、大切そうに人形を抱えるまだ幼い娘が。
母の病気が治らないことを知っていた娘は、手紙の代筆のため母との時間を奪うヴァイオレットのことを疎ましく思ってしまいます。そんなたった1人の愛娘との時間を削ってまで、その女性が手紙を書きたかった“相手”とは…。
いまから全13話を視聴するのは大変ですが、この第10話だけでも観ておくと、劇場版作品の冒頭からこみ上げてくるものがあるはずです。
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■誰かに手紙を書きたくなる物語
同作は、“大切な人に手紙を書きたくなる”作品としても話題に。
ちなみに、fumumu編集部が以前全国の10代~60代の男女1,653名を対象に実施した調査では、IT社会といわれる現代でも全体で23.8%の人が「いまでも手紙を書くことがある」と回答していました。
手紙どころか、文字を書く機会すらあまりないという人も少なくないのではないでしょうか。
そして、25日の放送を観るにあたっては、ハンカチの準備もお忘れなく。
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(文/fumumu編集部・衣笠 あい)