ジュリア・ロバーツ『ベスト・フレンズ・ウェディング』(1997年):「イケジョ」作品のススメ

イケてる女優「イケジョ」のススメ:ジュリア・ロバーツ。等身大の女性の共感。

ジュリア・ロバーツ
(引用:IMDb.com, Inc)

いつも美しく、輝きを放ち続けるイケてる女性、「イケジョ」出演のおすすめ作をご紹介する本企画。

今回は、『チケット・トゥ・パラダイス』の公開を記念して、本作でジョージ・クルーニー演じる元夫のデヴィッドと20年前に離婚した元妻ジョージアに扮しているジュリア・ロバーツです!



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■オスカー受賞者同士の名夫婦役

ジュリア・ロバーツ
(引用:IMDb.com, Inc)

1967年10月27日、アメリカ生まれのジュリア・ロバーツは、前回ご紹介した現在公開中の『チケット・トゥ・パラダイス』で共演しているジョージ・クルーニーと同様、アカデミー賞受賞経験のある実力派。

クルーニーとは、華麗な強盗集団の活躍を描く『オーシャンズ』シリーズで見せた夫婦役のように、娘の唐突な結婚を阻止しようとする元夫婦役として、息のあった演技を見せています。



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■ラブコメディで華麗なレディに

ジュリア・ロバーツ
(引用:IMDb.com, Inc)

ジュリアがアカデミー賞主演女優賞に輝いたのは、2000年の『エリン・ブロコビッチ』。
ジュリアは実在する環境活動家、タイトルロールのエリン・ブロコビッチを好演しています。

そんな社会派のシリアスな役もこなすジュリアですが、やはり十八番は、ラブコメディの印象。ブレイクのきっかけになった『プリティ・ウーマン』(1990年)で演じた、華麗なレディに成長していくコールガール役は、古い作品ながら、いまだ女性たちの共感度が高いヒロインといってもいいでしょう。



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■『大親友の結婚式』

ジュリア・ロバーツ
(引用:IMDb.com, Inc)

つまりジュリアは、同じ女性からの共感度の高い役がよく似合います。そういう意味で、ジュリアが等身大のアラサー女性を演じた『ベスト・フレンズ・ウェディング』(1997年)がいちばんのオススメ。

本作は、ジュリア演じる料理評論家ジュリアンに、電話がかかってくるところからスタート。その相手は、ジュリアンにとって元彼で、別れて以来、大親友のマイケル(ダーモット・マローニー)からでした。

ジュリアンは実はまだマイケルに思いを寄せているのですが、なんとマイケルは、出会ったばかりの女子大生キンバリー(キャメロン・ディアス)と、今週末、結婚式を挙げるというのです。慌てたジュリアンは、結婚式を阻止すべく、マイケルの元へ駆けつけるのですが…?



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■秘めた思いの折り合いのつけ方

ジュリア・ロバーツ
(引用:IMDb.com, Inc)

自分は相手に恋をしていても、相手は自分を恋愛対象と見ていない。それどころか、自分以外の人と愛し合っている。でも、自分の恋心を相手に伝えたら、いまの関係が壊れてしまう。だから、伝えられない。

この切ない状況は、おそらく多くの人が経験したことがあるはず。ジュリアンも、いきなりキンバリーに結婚式のブライズメイドを頼まれますが、断れず、複雑な表情を見せます。そこは視聴者として笑うシーンですが、ジュリアンの気持ちになると、そうはいきません。

はたしてジュリアンが、マイケル奪還に成功するのかは、本作をご覧になって確かめていただくとして、切ない思いを秘めたすべての女性に、未だトップ女優として活躍するジュリアが、自分の心の折り合いのつけ方を教えてくれます。

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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ

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