ジョージ・クルーニー『マイレージ、マイライフ』(2009年):「イケオジ」作品のススメ

オーバー40男優「イケオジ」のススメ:ジョージ・クルーニー。セクシー・ヒューマニストの鑑。

■嫌味のないセクシーさ

ジョージ・クルーニー
(引用:IMDb.com, Inc)

元妻にトゲトゲしい態度を取る元夫のデヴィッドですが、やはりどこか嫌味にならず、むしろそんな姿もかっこよく見えてしまうのは、演じるのがクルーニーだからこそ。

1961年5月6日、アメリカ生まれのクルーニーは、「ピープル」誌による「最もセクシーな男性」に二度も選出されたほど、「セクシー・イケオジ」の代表格。その裏で、紛争問題の解決など、人道的活動に熱心だといわれています。


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■ドライなほど厚い情

ジョージ・クルーニー
(引用:IMDb.com, Inc)

そんなセクシー・ヒューマニストなクルーニーのイチオシおすすめ出演作は、『マイレージ、マイライフ』(2009年)です。

本作でクルーニーが演じる主人公のライアン・ビンガムは、企業のリストラ対象者に解雇を通告するプロのリストラ請負人。人生の荷物は、バックパックに入る分だけでいいとするのがモットー。

ヒューマニストとは真逆の、ドライなキャラクターですが、2人の女性と出会ったことで、次第にライアンは変化していきます。そのプロセスは、根がヒューマニストなクルーニーに「戻って」いくようで、実はドライに見える人ほど、本来は情に厚いといった法則が成り立つと思わせるほど。丁寧に自分の人生に向き合った時、見えるものがあるやさしさを教えてくれる名作です。

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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ

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