マーゴット・ロビー『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013年):「イケジョ」作品のススメ
イケてる女優「イケジョ」のススメ:マーゴット・ロビー。「憧れられる存在」の裏。
■「憧れられる存在」という武器
「金髪女性」のイメージについては、セクシャルな問題も含めいろいろありますが、単純に「憧れられる存在」であることは確かでしょう。
女優としてアカデミー賞にノミネートされる実力を持つマーゴットが、「憧れられる存在」として自身の武器を最大限に生かし、ブレイクのきっかけになった『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013年)がやはり一番のおすすめ出演作です。
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■トロフィー・ワイフの裏にある豪胆さ
本作は、以前、レオナルド・ディカプリオのおすすめ作としてご紹介していますが、マーゴットは、レオ演じる株式ブローカーの主人公、ジョーダンの2人目の妻ナオミ役で登場。
ジョーダンにははじめ、堅実な妻テレサ(クリスティン・ミリオティ)がいましたが、投資詐欺で巨額の富を手にすると、元モデルのナオミを「トロフィー・ワイフ」として手に入れます。
テレサと同じ女性としては、ジョーダンの薄情さに腹が立つのは否めませんが、マーゴット演じるナオミの美しさは群を抜いており、「これじゃ、ジョーダンが惹かれるのも当然か」と思わず納得してしまうほど。
当時まだ無名だったマーゴットが、大スターのレオとラブシーンを演じるにあたって、緊張のあまりお酒を大量に飲んで本番に臨んだというエピソードがありますが、「憧れられる存在」の陰には、そんな豪胆な性格があってこそなのだと思うと、ますますマーゴットに憧れてしまうのです。
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)- 1
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