人の好き嫌いはあっていい? 「嫌いな気持ち」を尊重するヒント
「嫌い」の感情のおかげで、助かることもある? 好き嫌いがあることのメリットを聞いてきました。
周囲の人をすべて好きになれたら、それはとても平和なこと。ただ、なかなかそうもいかないのが現実ですよね。「この人苦手だ」「嫌いなんだよなぁ」と、ネガティブな気持ちを抱いてしまうことも珍しくありません。
今回は、そんな「嫌いな気持ち」を尊重することで得られるメリットについて、fumumu取材班が聞いてきました。
①自分を守る感情
「『嫌い』『苦手』の感情は、自分を守るために必要なものだと思います。気が合わない人と関わると、それだけで気持ちが疲弊するから。
『この人嫌いだな〜』と感じた人とは、無理して付き合わずに、それとなく距離を取ったほうがいいと思いますよ。人に対して好き嫌いがあるのは自然なことだと思うし、むしろ関わる人すべて大好き! という人のほうが信用できないかも。
嫌いな人に拒否の姿勢を示すことで、同じような苦手なタイプを寄せ付けない効果もあるんじゃないでしょうか」(20代・女性)
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②「好き」を再認識
「苦手な人と話した後って、好きな人たちのよさを再認識しませんか? 私は会社の飲み会が苦手なんですけど、強制参加なので…参加するたびに、仲のいい子たちだけの飲み会って最高だな! としみじみ思います。
人への負の感情って、なんとなく持ってはいけないように感じるけど…。好きな人に対してのポジティブな気持ちを実感できるという点では、そう悪いものでもないのかもしれないですね」(20代・女性)
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③価値観が近い人が…
「私の場合は、苦手意識を無視せずに付き合う相手を選ぶようにしてから、自分と価値観が近い人が周りにいてくれるようになりましたよ。
類は友を呼ぶって言いますからね。苦手な相手と無理に付き合っていると、似たタイプがさらに集まって、気が合う人が誰もいなくなってしまうんじゃないでしょうか。
居心地のいい環境で過ごすためにも、人の好き嫌いに従って行動することも、ときには必要だと思います」(30代・女性)
ラブアンドピースで生きられたら最高ですが、ときには「この人嫌いだ!」の気持ちを尊重したほうが、自分自身を守れるのかもしれません。
ストレスを溜めすぎないように、関わる相手は適度に選ぶようにしたいですね。
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(文/fumumu編集部・nana)