ダイアナ妃役のクリステン・スチュワートに学ぶ「自分らしさ」とは?
1991年、ダイアナ妃が過ごしたクリスマスの3日間を描く『スペンサー ダイアナの決意』が10月14日公開。
■「自分らしさ」を選ぶ時
本作に登場するダイアナ妃は、これまで語られてきた「悲劇のダイアナ元妃」の印象とは少し違います。
実際ダイアナ妃は、1996年8月にチャールズ3世と離婚、その約1年後の97年8月に、自動車事故で命を落としていますから、「悲劇」ではあるといえるでしょう。
ですが、クリステン・スチュワート扮するダイアナ妃は、悲劇に巻き込まれて自分の人生を傍観していただけの女性ではなく、意志ある女性「ダイアナ・スペンサー」として際立つのです。王室という枠の中にいながらも、自分らしくいようとすることで、その葛藤が美しい個性となって輝きを放つイメージです。
人は、「自分らしさ」を選んだ時、後に「悲劇」が待っているとしても、おそらく後悔はないのだろうと思わせてくれる作品です。
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)- 1
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