マッチングアプリで出会った彼の家で… 痛み・呆れ・怒りで号泣する事態に
マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。
■4回戦男ブチギレる
我慢ができなくてトイレから戻ると、オンライン会議は終わっていました。4回戦男を見ると…「あのさ、後ろ、通るなよ、映ってるから」。うわっ、めちゃくちゃ怒ってる!
「かがんで気をつけたつもりだったけど、ごめん」と謝ると、「ちっ。まじでさ〜。言われなきゃわかんねーのかな、普通わかるだろ、バカかよ」。
そこまで言われるんだ…。だったら、女性を部屋にあげるなよ、仕事部屋に。そっちこそ他人の事、1ミリも考えてないじゃん。
私は、呆れと怒りとこの空間ってなんなんだろうと、静かに帰り支度を始めました。マスクをつけると…号泣していました。何でこんなに傷つけられている? やばい、泣いてるの見られたらもっといじめられる。立ち上がってさっさと玄関に向かいました。このまま、本当に消えたい。
「まほ♡ あれ? 帰るの?」
なに? もう切り替えたの? この人怖い。近づいてくる4回戦男。私が泣いているのに気づきました。すると…「はい、ごめんね」と、また無感情に謝りながら、私のマスクを外して、キスをしてきました。
凄いわ、この人。もう人種が違う。私の欲しいものじゃない。わかってはいた。この人の氷の心は私では溶かせない。溶かしたくもない。挨拶だけして振り返らずにドアを閉めました。
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■ときめきどころか大号泣
帰り道も、号泣していました。もはや、何の涙かもわかりませんでした。駅に着いた頃にはやっと泣き止み、スマホを見ると、4回戦男から「ごめんなさい。ブロックされてなければ。また会いたいです」とLINEがきていました。
「いきなり行った私も私なので、大丈夫です、また」とだけ返信しました。確実にわかったことは、私はこのままでは、幸せになれないな、ということでした。
それでも、マッチングアプリはやめません。私の良いところでもあり、悪いところでもあるのですが、すぐ忘れます。このあとも高速でマッチングしていくのでした。
次回は、マッチングアプリTではなく、マッチングアプリOを使って会った男性。「90分油男」が登場! 乞うご期待!
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(文/fumumu編集部・こいで まほ)