アプ活で出会ったピュアな彼の“正体”が判明 2つの「団体」に所属していた
マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。
リアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 女芸人小出真保の婚活ダイアリー』。
マッチングしてから丁寧すぎるメッセージ、まるで仕事の打ち合わせかのようなデート。ただ彼は、手料理のドリアとサラダを食べさせてくれる料理男子でした。
しかし、味がしませんでした。なぜなら…部屋に入ると目に飛び込んできた”アレとアレ”が衝撃的すぎたから…。
■ハンドソープ事件
駅から15分ほども歩いたピュア男の部屋に着きました。1Kの部屋は、せまいけれどキチンと整理されていました。ベッド付近には、引っ越ししたばかりのような段ボールがいくつか積まれていました。
「あ、手を洗うね」という私に、洗面所を案内するピュア男。まずは、落ち着いて、彼が何者かじっくり観察しよう…。私はハンドソープを押しました、すると。ピュア男が叫んだのです。
「まほち!! それ、1プッシュでいいから!!」 え!? なに? なにごと!? 「ああ、ごめん」…え、そんなに叫ぶ? もしや、すごいケチな人? と、顔を上げて鏡を見ると…見てる!! ピュア男、じっと見てる!!! こわい!!
少しの恐怖心を抱えながら、かけてあったタオルで遠慮がちに手を拭いていると「まほち、手の匂い、嗅いでみて。良い匂いでしょ?」と嬉しそうなピュア男。たしかに…とても良い香り。しかし、さきほどの「1プッシュしか使わないで」発言が頭から離れない。
関連記事:女性には待つという選択肢もありか… 「自分から告白したい」男性の特徴
■ついに正体判明
「さぁ、ご飯にしようか」と出てきた手料理は、ドリアにサラダ。たわいもない会話。ムードもなく、ひたすら料理のできはどうか確認してくるピュア男。
素直で良い子だなぁと本当に思うのだけど…さっきの1プッシュ…。気になりすぎて料理の味がしないので、私は聞いてみました。
私「さっきの、1プッシュにしてってなんなの? もしかして、すごく節約家みたいな感じ?」
ピュア男「あ、ちがうよ。1プッシュで十分なんだよってこと。うちの製品は、1プッシュで十分に汚れが落ちるよってこと」
…せ、製品? とは?
「2プッシュやる必要なし! それに、まだ良い匂いじゃない? めっちゃいいよ、これ!」
なんだか通販番組みたい。もしや、あの、段ボールは?
「俺、ア○○ェ○の会員だから」
はい、でたー! 目の前にでたーー!! 急に出たーーー!!! そういうことか。なるほどな。仕事の打ち合わせのような丁寧すぎるやりとり、会話の品の良さ、男を出していっさい口説いてこない、すべて点と点が線になった瞬間でした。
スティーブ・ジョブスの名言<人生は点と点が線になる>という言葉を思い出していました。