イ・ジュヨンが看護師に! 不思議な恋愛群像劇『なまず』
「梨泰院クラス」のイ・ジュヨンが、同棲中の彼氏を疑う等身大の女性に扮する映画『なまず』が7月29日公開。
病院の水槽に棲む「なまず」。その目を通して、「信じたい気持ち」と、それでもぬぐえない「疑い」の間で揺れ動く人々の姿を描く映画『なまず』が、7月29日から公開になります。
陰の主人公(?)の「なまず」が一番気にかける看護師ユニョンを、大ヒットドラマ「梨泰院クラス」のトランスジェンダー役で注目を浴びたイ・ジュヨンが好演。共感度たっぷりの本作の魅力を探ってみましょう。
■きっかけはレントゲン写真
ソウルにある「マリアの愛病院」で働く看護師のユニョン(イ・ジュヨン)は、無職の恋人ソンウォン(ク・ギョファン)と同棲中。ある日病院で、男女の営み中とおぼしきレントゲン写真が流出してしまいます。
そこに映っている「犯人」を、病院の水槽にいる「なまず」は知っているのですが、ユニョンはそれが自分とソンウォンだと思い込み、病院を退職しようと決意。
ところが、ユニョンを当事者だと決めつける、イ・ギョンジン副院長(ムン・ソリ)の扱いに反発したユニョンは、一転、退職を取り消します。
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■シンクホールの謎
そのころ、韓国のいたるところで、突如シンクホールが現れる謎の現象が起きていました。おかげでソンウォンは、シンクホールの埋め戻し工事の仕事にありつきます。
ところが、ユニョンとの大切なペアリングを失くしてしまうソンウォン。疑うユニョンに対し、ソンウォンは嘘をついてごまかします。その態度に、ユニョンの中で、次第にソンウォンへの疑惑が増していくのですが…?
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