エド・ハリス『アポロ13』(1995年):「イケオジ」作品のススメ
オーバー40男優「イケオジ」のススメ:エド・ハリス。地でいく「司令官」の姿
■月面着陸を目指したロケット
そんなハリスの「指揮官」役が一番麗しいおすすめ出演作は、『アポロ13』(1995年)。
1970年、月面着陸に飛び立ったアメリカ航空宇宙局(NASA)のロケット「アポロ13号」の乗組員や、それに関わる人々の姿を描く名作です。
「アポロ13号」は、途中、事故を起こし、乗組員の生死も危ぶまれる場面に直面するのですが…?
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■遠い宇宙に届く「指令」
実際に起きた事故を実写化した本作で、ハリスはジーン・クランツ役を好演。クランツは、NASAのフライトディレクター、つまり管制室のある地上から宇宙飛行を支援する主席管制官を務めた実在の人物です。
ハリスの見事な「指示」演技は評価され、1995年のアカデミー賞助演男優賞にノミネートされました。
残念ながら受賞は逃してしまいましたが、遠く離れた宇宙にいる飛行士たちのために全力を尽くす「司令官」の姿は、かつて優秀な「司令塔」だったハリスの神髄が垣間見えるといえるでしょう。
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)- 1
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