親との関係は、自分の人生を大きく左右する重要なもの。過度にべったりした関係も、親の言葉にとらわれている関係も、あまり良好とは言えません。
今回は、親との距離感を上手に保つための「精神的な自立」について、fumumu取材班が話を聞いてきました。
①親が喜ばなくても…
「幼少期から『親が喜んでくれること』を軸に自分の行動を決めてきたけど、家を出たことをきっかけに、自分の意志をなるべく尊重するようになりました。
親に強要されたことはないけど、ガッカリされるのが怖かったんですよね。『褒めてもらえるように・認めてもらえるように』ということばかり考えて、自分の本音を見失った時期もありました。
今の私の趣味は、親としてはあまり認めたくないことかも。でも、私が好きになったことだから! 『自分が楽しいなら、親の気持ちより自分の本音を優先させてもいいんだ』と、物理的に親と距離ができてからやっと気づきました」(20代・女性)
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②親との違いを認める
「私の場合は、自分がいわゆるマザコンと呼ばれるタイプで。母が自分に同意してくれないと、それだけで『なんで?!』とイライラすることが多かったんです。
ただ、大人になるにつれて、少しずつ『親も自分と同じ、1人の人間なんだ』と考えられるようになりました。親と自分の価値観が違うのは自然なことで、いつも私の意見に同調してくれるわけではないんですよね。
『親だから共感してくれて当たり前』と考えると、同じく『子どもなら親に共感して当たり前』になってしまうし。別々の意見を持っていることが普通なんだと、今の自分は理解できていると思います」(20代・女性)
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