■作家の運命を変える妖艶さ
そんなロウの一番のおすすめ出演作は、1997年の『オスカー・ワイルド』です。
同作は、19世紀末に活躍したイギリス人作家、オスカー・ワイルドと、同性の恋人アルフレッド・ダグラスの関係を描いています。かなり古い作品ですが、ダグラスは、妻子ある作家が夢中になり、後にその同性愛関係がもとで、投獄される要因となった人物。ロウは、そのダグラスを好演しています。
ロウ版ダグラスは、実に妖艶。スティーヴン・フライ演じる大作家ワイルドの運命を変えてしまうのに、思わず納得できるほどの魅力です。親しみやすいダンブルドア先生とは違い、ロウの婉然な姿を堪能できます。
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)- 1
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