おうちで映画三昧:「イケオジ」作品のススメ ㉗ブラッドリー・クーパー

オーバー40男優「イケオジ」のススメ㉗ブラッドリー・クーパー。マルチだからこその対照性


■立場の逆転する「スター」

ブラッドリー・クーパー
(引用:IMDb.com, Inc)

ところが本作は、ただの成功奇譚ではありません。元は成功していたジャクソンが、アリーの才能を引き出すまではよかったのですが、2人の立場は逆転していくのです。

この徐々にお互いの立場が変わっていくプロセスを、見事なコントラストで表現したクーパーとレディー・ガガの演技は、思わず引き込まれます。

さらに2人はシンガー役ということもあり、劇中で歌うシーンも多数登場しますが、世界の歌姫レディー・ガガと、対等に渡り合うクーパーの器用さには脱帽です。



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■マルチだからこそのコントラスト

ブラッドリー・クーパー
(引用:IMDb.com, Inc)

その見事なクーパーの器用さは、本作で集結しているといえるでしょう。1975年1月5日アメリカ生まれ、1998年にテレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』で俳優としてのキャリアをスタートとさせたクーパーは、『アリー/スター誕生』で監督デビューを飾っています。

そして、同作の共同脚本、製作、主演まで務め、第91回アカデミー賞8部門にノミネートされたほど。こうしたマルチな才能を持つクーパーだからこそ、どんな対照的な状況の光と陰でも、同等に表現できるのでしょう。

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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ

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