おうちで映画三昧：「イケオジ」作品のススメ　㉕コリン・ファレル

■悪役もヒーローもこなす演技派

例えば、2003年の『デアデビル』でも悪役に徹していたファレル。

ですが、翌年2004年には、『アレキサンダー』で、タイトルロールのマケドニアの王ことアレキサンダー大王役を熱演。つまり、悪役もヒーロー役も、見事にこなす演技派なのです。

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■ロブスターになりたい男

そんなファレル出演作で一番のおすすめは、2015年の『ロブスター』です。本作で、ファレル演じる主人公のデヴィッドは、ある目的を果たせないと動物に姿を変えなければならない環境下で、「ロブスター」になることを望む市井の人を演じています。

その目的とは、子孫を残すために、45日以内に、配偶者となる相手を見つけなければならないということ。非常にシュールな設定ですが、それを果たせなかった人たちが次々動物になっていき、じわじわと自分に残された期限が迫る中、過ごすデヴィッドの表情は圧巻。

悪役もヒーローもこなすファレルが、淡々と見せる微妙な変化は、まさに名人芸といっていいでしょう。最後、デヴィッドはどんな選択をするのか、ファレルの演技に注目です。

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（文／fumumu編集部・尾藤 もあ）

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