顔相鑑定(136):宮沢りえは「戦後日本の3大美人」 若返るよりいい歳のとり方を
顔相鑑定士の池袋絵意知が、今話題のあの人やこの人の顔相を解説します。今回は、女優の宮沢りえさんを鑑定!
顔相鑑定士の池袋絵意知です。2022年、最初に鑑定するのは、女優・宮沢りえさん。
現在放送中の、2クール連続のオリジナルミステリードラマ『真犯人フラグ』(日本テレビ系)に出演中で、宮沢さんは、主演の西島秀俊さん演じる相良凌介の妻・真帆を演じています。
また、三谷幸喜さんが脚本を担当する1月9日スタートの大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合)では“牧の方”役で出演。大泉洋さん演じる“源頼朝”の浮気を妻・政子(小池栄子さん)に伝えるなど、“悪女”と評される人物を演じます。
■元祖美少女ブームの火付け役
昨年はブレイクのきっかけとなった「三井のリハウス」のテレビCMに34年ぶりに出演。1987年(昭和62年)時は中学生だった白鳥麗子が母親になった役を演じて大きな話題になりました。
20代、いや30代の読者の方でも知らないと思いますが、当時はとんでもない美少女の出現に「あれは誰だ!?」と世間は大騒ぎとなり、モデルだけでなく歌手に女優にと一気にスターダムに駆け上りました。
エンターテインメントやメディアが多様化した平成、そして令和。人々の価値観も多様化したため突き抜けた存在が出現しにくく、時代を作った最後の芸能人(テレビタレント)が、宮沢りえさんと言えるでしょう。
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■原節子と吉永小百合と…
私たち顔の専門家の間でよく議論になるのが「”戦後日本の3大美人”は原節子と吉永小百合。そして、3人目は誰か?」という話題です。”銀幕のスター”の中でも時代を象徴した2人が偉大すぎるため、3人目は好みや思い入れで変わってきます。
3人目がバラけすぎるため平成の間に決まらないまま令和を迎えてしまったのですが、あえて選ぶならば私は宮沢りえさんで、他にも社会、文化、芸能の識者の声を総合すると宮沢さんを挙げる人がもっとも多いです。
『美人 あるいは美の症状』(研究社/1996年)の著者フランセット・パクトーは「歴史的時期や諸文化によって美人の基準は変わる」と言っていますが、「1980年代後半から90年代前半のバブル経済期に、もっとも経済効果をもたらした女性芸能人の宮沢りえさんこそが、この時代を代表した美人」と言えるのです。
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