ミニマリストはほどほどに! 「捨てる」の呪縛に囚われた体験談
「捨てる」ことでストレス発散していると、本当に必要な物まで手放してしまうかも?
不要な物は持たずに、身軽に生活している姿がスマートに感じる「ミニマリスト」。軽やかな生活に憧れて、自分もミニマリストになろう! と決心する人も多いようです。
ただ、中には捨てることに囚われて、だんだんストレスを感じ始めた人もいるようで…。fumumu取材班が、「捨てる」の呪縛に囚われた人の体験談を聞いてきました。
①必需品を買うときも…
「部屋に物がないスッキリした生活に憧れて、不要な物は売ったり捨てたりして部屋を整えたんです。そこまではよかったんですけど、今度は物を増やすことに嫌悪感や苛立ちを感じるようになってしまって…。
だんだん、生活必需品を買うときも『物が増えるなー』とケチをつけるようになってきて。自分にとって不要な物を手放したかっただけで、なにもない部屋にしたいわけではなかったのに、最初の目的を見失っていたんです。
自分が好きだったはずの物や、買い物を楽しめていた過去の自分を思い出して、最近は少しずつピンときた物だけを増やし始めています。衝動買いをしなくなったことは、一度ほとんどの物を手放して得られたいい変化だったかもしれないですね」(30代・女性)
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②部屋ですることが…
「最低限の物で暮らすミニマリストに憧れて、部屋の物を大量に手放した結果、部屋でなにをすればいいのかわからなくなった経験があります。本やゲームも売りに出したので、今までしていたことができなくなって。
もともと特に趣味がないタイプだったので、いよいよやることがなくなってしまったんです。空いた時間で新しいことを始めようと思ったけど、興味を持てることも見つからず…。手放した物のおかげで、毎日それなりに楽しめていたんだと初めて気づきました。
そこからは、また少しずつ本やゲームを買いそろえて、今では大量に物を手放す前の生活にほとんど戻りました(笑)自分にとって不要な物がハッキリわからないうちは、勢いで手放さないほうが後悔がないかもしれないですよ」(20代・女性)
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