ふと生きていくのがつらいなと思った時、ほんの少しの勇気をくれるような、やさしい映画たちをご紹介しています。
今回は、2002年の映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』。レオナルド・ディカプリオ&トム・ハンクスが共演、スティーヴン・スピルバーグがメガホンを取っていますが、本作がただの豪華エンタテインメント作品として終わらない理由があって…?
■「もしできるなら、捕まえてみろ」
映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(Catch Me If You Can)』は、直訳すると、「もしできるなら、捕まえてみろ」といった意味になる、かなり扇動的なタイトル。
これは、1960年代、10代の若さで次々と小切手偽造事件を起こしたフランク・W・アバグネイル・Jrが、1980年に発表した自伝的小説のタイトルでもあるのです。
関連記事:おうちで映画三昧のススメ:『太陽と月に背いて』に見る“愛”の複雑さ
■実在の天才詐欺師
そのフランク・W・アバグネイル・Jrの小説をベースに、ハリウッド映画の名手、スティーヴン・スピルバーグが実写化した本作。
「もしできるなら、捕まえてみろ」の通り、華麗な手口で、なかなか警察に捕まらなかった天才詐欺師フランクを、本作ではレオナルド・ディカプリオが演じ、彼を追う警察官カールに、トム・ハンクスが扮しています。
- 1
- 2