自分の心の安定を保つために、ときには特定の相手とサヨナラすることも必要です。ただ、あまりにも簡単に人と縁を切り続けてしまうと、自分にとって大切な人との縁まで、プツンと切れてしまうかもしれません。
「もう、この人と縁を切る!」と思ったときに、一度立ち止まって考えたいことを、fumumu取材班がご紹介します。
①気持ちを伝えた?
「『どうしてこちらの気持ちをわかってくれないの?』と思ったときは、『そもそも相手に気持ちを伝えた?』と自分の行動を振り返るようにしています。
昔は、こちらの気持ちを理解してくれないと思ったら、すぐに相手との関係を切っていたんです。でも、今考えるともったいなかったと思っていて。素直に気持ちを伝えていたら、もしかしたらもっと仲が深まったかもしれないから…。
言わないとわかってもらえないのは当たり前なのに、相手に察してもらうことを期待していたんですよね。縁を切るのは簡単かもしれないけど、また縁を結ぶのは難しいから。せっかく繋がった縁ですから、切る前に素直に気持ちを打ち明けてみてもいいんじゃないでしょうか」(20代・女性)
関連記事:形式だけの人付き合い、もうやめませんか? 縁を切ろうと決めた瞬間
②最適な距離感を
「お互いに問題があるんじゃなくて、最適な距離感を保てていないだけかもしれないですよ。私の場合は家族ですけど、一緒に暮らしていたときは本当に大嫌いで。早く一人暮らしをしたいと思っていて、家を出たときは自由を勝ち取った気分でした。
ただ、離れて暮らしてみて、私は家族が嫌いなんじゃなくて、誰であっても自分の生活リズムを乱されるのが許せないんだと思って。起きたり、食べたり、寝たりするタイミングを自分で決められるようになってから、家族との仲が自然と修復できたんです。
距離が近すぎないか、逆に遠すぎないか。最適な距離感を探すことで、相手との関係が良好になる可能性もあると思います」(20代・女性)