EXIT兼近、“倍速視聴”に思い語る 「漫才で倍速は成立しない」
多くの動画サービスで搭載されている「倍速機能」。EXITの2人が思いを語り、兼近さんは本来の「漫才」について熱く語りました
YouTubeやNetflix、TVer、そしてABEMAなど多くの動画サービスに搭載されている「倍速機能」。
今、若者の間では「テレビ番組を録画したものを1.3倍で観ている」「YouTubeは2倍」など、「コンテンツは倍速で観る」がトレンドのようです。本の朗読アプリにも「倍速で聴こう」とオススメしているほど。
6日放送の『ABEMA Prime』(ABEMA)でも取り上げ、番組MCを務める笑いコンビ・ EXIT は複雑な心境を吐露しました。
■「倍速視聴」に賛否両論
そもそも、なぜ倍速で観るのか…その理由は「普通に観ていると時間が足りなくなる。コストパフォーマンスを大事にしている」との意見が多いようです。
「倍速視聴」には、「動画は3倍で普通に聞き取れるし、6倍はいける」「普通で観ると、逆に遅すぎてイライラする」など、“当たり前”になっている人の意見も多い一方で、「倍速で観ても本当の理解が出来なそう」「間が大事なドラマなどを倍速って…」「作った人に失礼」など批判的な声もあがっています。
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■エンタメでコスパは必要?
“コスパ最優先”と語る若者が多い中、番組にリモート出演した、ライターの稲田豊史さんは「そもそもエンターテイメントでコスパは必要なのか」「2時間の尺で作ってあるものは、2時間かけて観るようにできている」と、倍速視聴に疑問を抱いています。
以前、これを記事化したところ、大きな反響が寄せられたそう。主に作り手や年長世代から「よくぞ言ってくれた!」との声、そして「映像作品の観かたなんて人の勝手」などの反発もあり、まっぷたつの意見に分かれたと語りました。