EXIT兼近、“倍速視聴”に思い語る 「漫才で倍速は成立しない」

多くの動画サービスで搭載されている「倍速機能」。EXITの2人が思いを語り、兼近さんは本来の「漫才」について熱く語りました

■りんたろー。「キツイものがある」

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@ABEMA

りんたろー。さんは、超多忙な1年ほど前に「このドラマや映画の作品で漫才を作ってください」との依頼が多かったことを回顧し、「その時は倍速で観てたんですけど」と告白しました。

また、りんたろー。さんいわく「俺ら、漫才師の中でも1,2を争うほど遅い」そうですが、それは「チャラ男は早く話さずチンタラ喋る」とのことから、ボケを3つほどカットしてでも、スピードを遅くしているというこだわりを明かします。

そのため「それを3倍速で観られたら、キツイものがある」と笑いながら複雑な心境を吐露しました。


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■兼近、小説を読みこめば「もっと楽しめる」

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そして兼近大樹さんは、自分たちの漫才やそのほかの作品について「間があるから、次に繋がっている」と持論を展開。

小説に対しては「心理描写と風景描写を想像しながら読むから『ココとココってこの言葉繋がってるんじゃない?』とか…」と、じっくりと読むことの重要性を訴えます。

続けて「ひとつの作品で1時間で読めるんだったら、10時間かけて読め! って思います。そしたらもっと楽しめる」と。コスパ考えるなら読みこむべきとの思いを語りました。


■「そもそも漫才って…」

また、兼近さんは「そもそも漫才って、お客さんがいるからこの2人がいて、お客さんの笑い声を待ってさらに会話を繋げる」と、本来の“漫才”について言及。

「それが漫才なんですけど、動画で観られすぎて、それが漫才だと思っている人が多すぎる。漫才で倍速は成立しない」と真剣な表情で気持ちを伝えました。

ちなみに、ニュースやドラマ、漫才も全て“早観”である上に、違う作業も同時にしていると告白した、テレビ朝日の平石直之アナウンサーは「そういうもんですって!」と言いながらも「そういうことをやっていると人間がペラッペラになるという自覚はある。だからなにもしないで考える時もある」と語っています。

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スタジオでは、倍速視聴について「知識を詰め込むだけならいいと思う」「オンラインコンテンツのほとんどが暇つぶし。暇を潰すためのコンテンツを早く観る意味がない」などの意見もあがりました。

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(文/fumumu編集部・冬野 とまと

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