高橋一生が初めて劇作家・野田秀樹作品に挑む! 舞台『フェイクスピア』
「壮大なごっこ遊び」と高橋一生が称する、紫綬褒章受章の野田秀樹のワークショップ。その真髄たる新作が、5月24日に開幕!
1970年代、「劇団・夢の遊眠社」を立ち上げ、1993年に「NODA・MAP」を設立した野田秀樹さんが、作・演出を手がける舞台『フェイクスピア』が、5月24日から、東京芸術劇場プレイハウスにて上演されます。
主演に、野田作品初となる高橋一生さんを迎え、見事な野田ワールド全開でくり広げられること間違いなしの本作の魅力を探ります。
■日本演劇界の重鎮・野田秀樹
東京大学在学中に、「劇団・夢の遊眠社」を立ち上げ、1983年には、劇作家の登竜門と称される岸田國士戯曲賞を受賞。
その後、1992年から1年間、文化庁芸術家在外研修制度の留学生として、演劇の街・ロンドンに留学した野田さん。2009年には、イギリスのエリザベス2世女王から、名誉大英勲章OBEを授与するなど、海外でもその功績が認められているほどです。
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■シェイクスピアと野田秀樹
何かとイギリスに縁のある野田さんですが、これまでも何度か、17世紀に活躍したイギリスの劇作家、ウィリアム・シェイクスピアの作品を独自にアレンジして上演してきました。
そして今回、野田さんが手がけるのは、「偽物」の意味を持つ「フェイク(Fake)」と、「シェイクスピア」をかけあわせた『フェイクスピア』。
野田さんは、「フェイク」が世界中ではびこっているこの時代に、あえて「コトバ」に正面から向き合ってみようという思いを込めて、今作に挑んでいるそうです。