EXIT兼近「自分が加害者になってるんじゃねぇかって…」 増加するDV被害に言及
8年間、元妻から暴言・暴力を受けていた被害者男性は、スタジオにて実態を語りました。
■元妻からのDVが8年間
番組では、元妻からの暴言や暴力が8年間続き、2年前に離婚が成立した男性被害者Aさんをスタジオに迎え、その実態に迫りました。
2012年、8年以上の交際を経て結婚したAさんは、交際当時はトラブルもなかったものの、結婚後に生活をともにするようになり「死ね!」「消えろ!」などの暴言、そして顔や腕に暴力を受けていたそう。
「なんでこんなことができないの」「役に立たない」など、ささいなことからエスカレートしていった…と経緯を語ります。
8年間耐えた理由については「男性だから強くいなきゃ、というゾーンにはいっていた」「自分が変わればいいと思ってた」と振り返りました。
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■怒りを鎮める5つの言葉
栗原さんは、「(加害者は)相手を変えようとする時に怒りが入る」と説明し、カウンセリングで伝えているという「怒りや不安が芽生えた時に鎮める5つの言葉」を紹介しました。
・「相手は最善の選択をしている」:自分にとって最悪な行動だと思っても、相手は何らかの理由があってそれを選んでいると考える。
・「まぁいいか」:受け止めて流す。
・「なんでもあり」:自分の中で“想定内”を作ると、“想定外”のことに怒りに変わるため、“想定内”をつくらない。
・「良かった探し」:例えば相手に「ノロい」と感じるとイライラするが、違う視点で見ると「慎重」であることなど、いい方向に考える。
・「にも関わらず」:マイナスの状況を、この言葉でプラスに変える。
■兼近「表裏一体だなと…」
ここまで話を聞いた兼近大樹さんは「表裏一体だなと感じた。『自分はこうしてほしいのに、相手はこうする、なんでこれが出来ないんだ』って、被害者だから強く当たっていいと思ってしまうんだと思う」「女性も『私はこんなにやってるのに、夫はなぜこんなにやってくれないんだろう』と、被害者意識が強くなったときに加害者になるのかなって」と、“被害者意識”が加害者に繋がっていると持論を展開。
また「いつだって、自分が加害者になってるんじゃねぇかってことを、改めて見直すことで気づけるのかな」と語りました。
男性被害者Aさんの場合は、異変に気付いた周囲からの勧めで、ようやく相談に踏み切ったといいます。「加害者も被害者も気づかないと止められない」と前置きをし、「相談窓口に足を運んで5分~10分話すだけでも、状況は変わる」と伝えています。
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(文/fumumu編集部・冬野 とまと)- 1
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