ロボットは本物? 人形? 劇団四季が舞台で吹き込む命とは?
劇団四季オリジナルミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』東京公演は、3月21日まで上演中!
劇団四季オリジナルミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』が、現在、東京・自由劇場で上演中です。
イギリスの作家、デボラ・インストールの同名小説を原作とした本作は、何といっても、舞台上で本物のように動くロボットが一番の見もの。
2人の俳優が1体のロボットを操る技術もさることながら、創立68周年を迎える劇団四季が育んできたテーマ「人生の感動」「生きる喜び」が込められた上質な本作の魅力に迫ります。
■庭にロボットが出現して…
『ロボット・イン・ザ・ガーデン』の舞台は、AIの開発が進み、アンドロイドが人間に代わってさまざまな作業をこなしている近未来のイギリスです。
ハーリー・ウィントナムという片田舎に住むベンは、獣医になる夢を持っていましたが、両親を事故で亡くして以来、無気力な毎日をすごしていました。そんな夫に対して、弁護士として働く妻のエイミーは、いらだつばかり。
そんなある日、彼らの家の庭に、ボロボロで壊れかけのロボットが現れるのです。
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■タングとの旅へ
そのロボットは、自分を「タング」と名乗ります。タングは、四角い胴体に、四角い頭、瞳はカメラのレンズ、口はビデオデッキの挿入口という、かなり時代遅れの旧式でした。にもかかわらず、ベンは親しみを覚え、何かとタングの世話を焼くようになります。
ところがおもしろくないのは、エイミー。とうとうベンに愛想を尽かして、家を出て行ってしまうのです。
気落ちするベンでしたが、壊れかけのタングを修理しようと、旅に出かける決心をします。そしてイギリスを離れて、アメリカ、日本、パラオへと向かうのですが…?
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