現在NHK総合ほかで放送中の連続テレビ小説『おちょやん』に出演している俳優・成田凌さん。本作の主人公・千代(杉咲花)の後の夫となる喜劇一座の俳優・天海一平役を務めています。
そんな成田さんが、コミュニケーション下手の予備校講師役に扮し、清原果耶さん扮する教え子と、「普通」について探る映画『まともじゃないのは君も一緒』が、3月19日から公開になります。
「この役を演じて『普通』いうものがなんなのか、わからなくなりました」と成田さんが語るほど、「まともじゃない」予感大の本作の魅力に迫ってみましょう。
■『まともじゃないのは君も一緒』のあらすじ
予備校で教鞭を執る大野康臣(成田)は、ひたすら自分の好きな数学の世界に没頭してきたため、世間になじめない不器用な男性。
「普通に結婚して、普通に暮らしたい」と思ってはいますが、女性とデートしても、どこかピンとがずれているのはわかるものの、自分の何が「普通」と違うのかがわからないのです。
そんな彼を、教え子の秋本香住(清原)は、「普通じゃない」と指摘してくれる唯一の相手です。大野は香住に、どうしたら「普通」になれるのか教えてほしいと頼み込むのですが…?
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■観た者に委ねられるジャンル?
一見、予備校を舞台にした学園ドラマなのか、コメディなのか、はたまた恋愛ものなのか、ジャンルがわかりにくい本作。
成田さんが、「これはなに映画といったらいいのか。いやー、難しいです」と語るように、なかなかいろいろな要素がつまっている様子。つまり、いろいろな角度から楽しめるのは、間違いないでしょう。
結果、「観ていただいた方に委ねようと思います」という成田さんの言葉から、どことなく成田さんがにやりとしながら言っているようで、いたずらっぽいコミカルさを含んだジャンルになる予感大です。
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