吉沢亮演じる渋沢栄一ってどんな人? 『青天を衝け』の主人公に迫る
放送開始目前! ドラマをもっと楽しめる、『青天を衝け』の主人公・渋沢栄一の基礎知識
2021年2月から放送開始のNHK大河ドラマ『青天を衝け』。吉沢亮さん扮する主人公の渋沢栄一は、みずほ銀行の前身である第一国立銀行等、多くの企業の立ち上げに参画し、日本の資本主義の礎を築いた人物として知られています。
青い空を突き抜けるほど勢いある生き方をした渋沢の姿は、コロナ禍の私たちに生きるヒントを与えてくれるはず。そんな渋沢の一生を、ドラマ開始前に予習してみましょう。
■儒教と剣術に心酔
『青天を衝け』で吉沢さんが演じるのは、主に渋沢が20代から30代の頃。幕末から明治にかけての激動の時代で、渋沢が「日本資本主義の父」になるのに、避けて通れない出来事が起きています。
豪農の家に生まれ、子どもの頃から商才を発揮した渋沢は、儒教と剣術に傾倒したとされていますが、渋沢を語る上で一番興味深いのは、元は尊皇攘夷派で倒幕計画を企てたこともあるところでしょう。
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■元は生粋の倒幕派
北辰一刀流の剣術を学ぶうち、尊皇攘夷派の剣士たちと知り合った渋沢は、23歳の時、長州と手を組んだ倒幕計画を立てます。しかし、従兄弟の尾高長七郎が懸命に説得し、渋沢はその計画を取りやめたのでした。
その直後、渋沢は、親交のあった一橋家の家臣、平岡円四郎の推薦を受けて、一橋慶喜に仕えることになります。
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