テレ東「生理」イベント開催! 「視聴者の声に答えられる場を」
8月に放送され大反響だった『生理CAMP2020』のオンラインイベントを開催!
■テレビで放送することの意味
――性や生理の発信をしようとすると、勝手にエロ扱いされることもありますよね。
工藤:下ネタで生理をやっているわけではないのに、エロに見られちゃうんですよね。下ネタ目線から変えていかないと…。
ただ、おおっぴらにすればいいとは思っていないですが、困っているものは困っている、悩んでいるから情報を知りたい・相談したいというのは、あってもいいと思っています。
ネットの世界では、生理についての情報も溢れているけれど、テレビで放送することに対して反響があるということは、人に相談したり検索して調べたりすることがまだまだ難しい状況の人もいるんだな…と。『生理CAMP』を通じて「テレビで放送することの意味」を改めて感じました。
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■自身も直面する「性教育」
――工藤さんが、今後取り上げたいと思うテーマはありますか?
工藤:私自身、9歳の息子がいるんですが、子供の性教育というのは…色々直面していて(笑)。多くの人がきちんと教えないといけないんだろうなと思いながらも、なかなか話すきっかけがなかったりするので。
年代に応じて、どこまで何を話せばいいのか悩まれている方も多いので、手軽に会話のきっかけになる番組やイベントには興味があります。
――工藤さんも直面されているんですね。
工藤:子供の疑問って、大人のタイムスケジュールと違うところで湧き出すもので。先日、学校に行く前の朝5時50分に突然「赤ちゃんってさ、どうやってできるの?」って言われまして(笑)。
とにかくバタついているので「お父さんとお母さんが結婚して。あ、でも、出来る人もいるし、できない人もいるし」と答えたんですが、「人間は婚姻届を出した瞬間に、体の中の変化が起きるわけじゃないでしょ?」って返ってきたんです。
もう学校に行かなきゃいけない時間だったので「えっと…おしべとめしべ?」と誤魔化してしまって…そんな自分にいたく反省しましたね。改めて会話をする場を設けました。
自分の頭の中では「特別な時に子供と向き合って話す」という理想形があるんですけど、現実はそんなものじゃないんですよね(笑)。
続きを読む ■性教育=セックスではない
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