中国「お残し禁止令」で大食い配信者が消える? フードロス問題の温床と指摘

フードロス軽減のため大食い配信者のアカウントが次々と消失

大食い
(dragana991/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

6月からの豪雨被害が深刻な中国にて「飢餓」の危機が叫ばれてから早数週間、国家主席の習近平氏が「食品の浪費を禁ずる」を提唱し、大きな波紋を呼んでいます。

一見フードロスの防止に対する良い政策かと思われましたが思わぬ人々が”被害”に遭っていることがわかりました。



■大食い配信者のアカウントが消失

今や世界中で人気を博している様々な「大食い動画」。それは中国でも例外ではなく、多くの大食い配信者が日々清々しい程の食欲を見せています。

しかし、習氏から「浪費禁止令」が提唱された直後、大食い配信者たちの動画やアカウントが次々と削除されていることがネット上で報告されているのです。



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■過食嘔吐や食材廃棄の温床

なんでも、中国では再生数を稼ぐために大量の食材を調理し、編集で食べたように見せているものの実は廃棄している、または全て吐いているという現象が続出しているとのこと。

中国版TikTokやその他の大手プラットフォームは、これらの動画が浪費を助長しているという政府の指摘を受け「厳粛に処理をする」と声明を発表しました。

動画やアカウントを削除するほか、大食いの生配信も今後は禁止となるかもしれないそうです。

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