■舞台化も中止
続く10日、「『アクタージュ act-age』連載終了に関するお知らせ」と本作が11日発売の『週刊少年ジャンプ36.37合併号』の掲載をもって連載終了する旨を報告。
事件の内容と「週刊少年ジャンプ」の社会的責任の大きさを深刻に受け止め、このような決断に至ったこと、作画を担当していた宇佐崎しろ先生へのサポート、及び各種イベントなどの企画は今後協議を行い、決まり次第お知らせするとつづっています。翌11日には、決定していた舞台化の中止も発表されました。
これからの展開が期待されていただけあって、連載終了の決断にファンからは悲しみの声が殺到。同じく井上さんも「偉大なる漫画『アクタージュ』が、未完成のまま終わっていくのは非常に残念」とコメントを残しています。
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■井上「しっかり罪を償って頂きたい」
そして井上さんは同時に「今は、傷つけた相手の方を含め、しっかりと罪を償って頂きたい」と発言。
編集部から連載終了の声明が発表される以前から、「逮捕によってコンテンツが終了、または影響が受ける際にファンの声が容疑者の擁護に聞こえてしまわないか」「逮捕を嘆く声が当事者の目にふれた時その子はどう思うんだろう」など、ファンの「残念に思う声」が被害者を更に傷つけてしまうのではないかと考える呟きが数多く投稿されていた中、大人として厳しい一言を発しています。
実際「連載終了」のお知らせが発表された直後には「被害者のせいで好きな作品が終わった」「示談にできないのか?」といった投稿が複数あったのも事実。公式が声明の中に被害者への言葉を盛り込んでいないことに対しても賛否が飛び交っており、現在も議論が行われている状態です。
■いつの日か続きを
週刊少年ジャンプは雑誌のタイトルにも記されているように主なターゲット層が「少年・少女」です。
そこに寄稿をしている漫画家のプライベートまでは管理しきれない…のは事実ですが「少年」と銘打っているからこそ、自らのターゲット層である年齢の女子中学生が被害者であることを受け止めている、といった旨の文言が必要だったのかもしれません。
「連載休止」ではなく「連載終了」という最も重い処分を下している時点で責任をとっていると思う方も少なくないですが、日頃から漫画を”フィクション”として掲載している雑誌であるからこそ、現実社会では許されないこととの差別化を伝えていく義務があったのではないでしょうか。
とはいえ、今回井上さんが発した「今回、被害を受けた方、携わっている出版社の方々、そして世間が許してくれる日が来るのなら、その時は『アクタージュ』で、この先描く予定だった物語を見たいものである」という思いがあるのは読者ならば皆同じ。
ブログには「自分も漫画好きなので皆様方や井上さんのお気持ち大変お察しします」「いつの日か続きが読めたらいいね」など、共感の声が寄せられています。
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(文/fumumu編集部・AKO)- 1
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