はあちゅう、強さを求められた“誹謗中傷” 「犯罪の被害者だったんだ」

はあちゅうさんが苦しめられてきた「誹謗中傷」について訴えかけました


■「訴訟準備」発信がきっかけで…

5月30日には「訴訟準備のために、イラストエッセイ(漫画)の更新を数日お休みします」と、ネットに誹謗中傷コメントに対する訴訟準備をはじめることをブログで伝えていたはあちゅうさん。

この発信で、今まで嫌がらせの言葉を書きなぐっていたアンチたちは、鍵アカウントになったり、アカウント消したり…掲示板への悪質な書き込みを減り「嫌がらせがピタッとやんだ」と明かします。



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■「犯罪の被害者だったんだ」

また先月27には、ある匿名掲示板のひとつのスレッドの書き込みに対して、弁護士を通じて開示請求。ピックアップした書き込みのうち、73件中57件の書き込みに対して、裁判所から「酷い誹謗中傷等の明白な権利侵害がある」と認めてもらったことを報告。

この件で「私、犯罪の被害者だったんだ。だから苦しかったんだ、傷つくのは当たり前だったんだ」と、被害者であることがはじめて「認められた気がした」というはあちゅうさんは、心が軽くなり、嬉しかった…と心情を綴りました。



■「心を強くもって」にも言及

はあちゅうさんは「『嫌ならSNSしなきゃいい』なんて言うのは痴漢被害者に「嫌なら家から出なきゃいい」って言ってるのと同じ」と持論を述べ、犯罪者は法的に罰することの必要性と「そのためのシステムを整えるべき」と強く訴えました。

また「『心を強くもって』は『心が強くないあなたも悪い』とやんわりと被害者を責め、苦しめるかもしれない言葉です」と、これまでに受けてきた言葉についても吐露しました。

もしかしたら、悩んでいる相手に勇気づけようと応援のつもりで言ってしまう言葉が、さらに傷つけているかもしれません。特に感情が伝わりづらい文字でのやりとり。誰かにメッセージを送る際には慎重に言葉を選びたいですね。


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(文/fumumu編集部・冬野 とまと

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