とまん、“ジェンダーレス”に批判も YouTube開設で「誰かの力になれたら…」
YouTubeチャンネルを開設した、とまんさんにインタビュー! 心無い言葉も受けた過去…その時の思いも話してくれました。
かつては“ジェンダーレス男子”というようにカテゴライズされることもありましたが、今ではそんな言葉でくくる必要もないくらいに、男性も普通にメイクや美容を楽しむ時代です。
そんな時代の先駆け的存在とも言える、ボーイズアイドルグループ・XOX(キスハグキス)の元リーダーで俳優のとまんさんが、この度YouTubeチャンネル「とまん Toman」を開設。
YouTubeを始めた経緯や伝えたいこと、取材日に持っていたメイク道具についてなどお話を伺いました。
■自己紹介動画に緊張
――YouTubeチャンネルのご開設おめでとうございます! インスタグラムの投稿でも、YouTubeを始めることに対する想いを長文でポストされていましたが、やはり役者業との両立は大変そうですか?
とまん:今までずっと始めたいとは思っていたのですが、YouTubeに動画を投稿する大変さをわかっていたので、役者の仕事をしながら、企画を考えたり編集したりする時間を考えると、どちらかが疎かになってしまうのではないかという不安があって、一歩を踏み出せないでいました。
そんなときに、スタッフさんに声をかけてもらって協力していただけることになり、今回YouTubeを開始することができました。僕自身は今のところ大変だと思うことはなくて、スタッフさんにいろいろな負担をかけてしまっていて申し訳ないなという気持ちですね。
――これまでに登壇されたイベントやインタビューで、とまんさんはお話をされるのが上手な方だという印象でしたが、YouTubeの1本目にアップされた自己紹介の動画は緊張されているのかなという印象を受けました(笑)。
とまん:いやあ、緊張しました(笑)! 緊急事態宣言の影響もあって久しぶりの仕事だということもありましたし、3月までドラマの撮影をして、そこから作品の宣伝活動もしていましたが、作品や役柄のことを話すのと自分のことを話すのは違うし、“とまん”という人間が表に出るのが久しぶりだったので。
動画を撮影している間もずっと心配で、スタッフさんに「今の面白いですか?」「これで大丈夫ですか?」って何度も確認したり(笑)。上手く編集していただいて、まとまっているように見える動画になんとかなったので良かったです。
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■YouTubeを通して伝えたいこと
――丸山礼さん、kemioさん、パパラピーズさんのYouTubeが好きな理由として「自分に持っていない元気や面白さを持っている」と説明されていましたよね。とまんさんのYouTubeでは、どのような人たちに向けて発信したいと考えていますか?
とまん:これはYouTubeを始める前からSNSで発信したりバラエティ番組に出て発言したりする中でも、重点を置いていたことなのですが、例えばメイクをしたいけどやり方がわからなかったり、派手な格好をしたいけどできなかったり、自分を上手くさらけ出せない方々に向けて、「生きていくことは自由でいいんだよ」ってことを伝えたくて。
面白くて笑えるような動画を求めている方というよりは、自分自身のことをまだ上手くわからないでいる、何か悶々とした気持ちを抱えている方に観ていただきたいと思っています。