新型コロナウイルス感染蔓延の第2波が懸念されている中国・北京にてまたもや「買い出し騒動」が起こっています。
政府が14日の会見にて「非常時に入った」と宣言したことから、食糧を備蓄せねばと言わんばかりの人だかりが各スーパーや市場に出来ているとネット上で話題になっています。
■新たなクラスターが発生
現地メディアは13日に国内で新たに報告された新規感染者のうち、中国由来の患者は38人、その内36人が北京で感染した者と見られていると発表。
そして翌日の14日午前0時から7時までの間には新たに8人の感染が同じく北京で発生し、「第2波」と言われてもおかしくない状況が続いていることがわかっています。
クラスター発生源は北京市内に位置する「新発地農産品卸売市場」だそうで、政府は従業員と周辺市民にPCR検査を施すと宣言しました。
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■備蓄が必要と焦り
そんなニュースを受け、中国のSNSでは「食糧を備蓄するべきなのでは?」といった意見が噴出。
13日から15日朝にかけて、北京市内の市場やスーパーには長蛇の列が出来、市民が買いだめを行う様子が見られたとのこと。
なんでも「新発地農産品卸売市場」は市内で一番大きな卸売市場で、ここから食材を調達する飲食店や小売店も多数存在していることから「そのうち食材が手に入らなくなるのではないか」と慌てた人々が買いだめに走ったのではないかと考察されています。
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